ごきげんよう、今回は島崎くんが玉藻御前の子孫の中でもやっぱり「特殊な類」といことが良く判りました。
家として権力を保持していくやり方と、血の拡散で目立たず溶け込んでゆくやり方。
白銀御前からお母様へと、後者のやり方で繋いできた中では、やっぱり島崎くんの目標ってやっぱり特殊なんだな、と(でもその世界征服を目指す根源がハーレム、というのはやっぱりティーンの男の子という感じもしますね、でも不思議とそれが可愛いのですが)。
家に権力を持たせて繋いでいくやり方は、けれどなんだかお家騒動やら権力争いやら政略婚やらでドロドロしてそうです。
その点、女性が身籠り、生まれた子が拡散していく、その中で女子がまた身籠って、という大昔の女系血統継承は、血の繋がりがはっきりと意識できて、且つそれだけが純粋な価値、という点で非常に価値観が明瞭ですものね。
そのあたり、島崎くんが今ではどう考えているのか、興味がありますね。
作者からの返信
斑猫です。
白銀御前様は異父姉の玉面公主様と異なり、母親の許で(ある程度の年数は)育った方であり、母と仲違いしたからこそ、目立たず溶け込んでいく生き方を選んだと思っております。
そもそも白銀御前様もその子供らもおのれの子孫を残すつもりは無かったのかもしれません。(もちろん、白銀御前様や島崎君のお母様は自分の親族を愛しておりますが)
島崎君は叔父たちから「黒い羊」と揶揄されるように、白銀御前様の系統としては異端児でしょうね。ハーレム構築が可愛らしく感じられるのは、もしかすると生々しい欲望を丸出しにしているというよりも、「女の子にチヤホヤされたい」と言う軽いノリだからなのかもしれません。
女系での血統のつながりを島崎君がどう考えているか……私もそこまで考えておらず申し訳ありません(汗)
とはいえ、野望ばかりが先立つ彼ですが、血筋・家柄の点でも真正面から向き合わなければならない日が来るはずです。
ではまた。
源吾郎君は親族のなかでも異質で、また動機がハーレムを築き上げたいというところが周りも聞いて驚きですね。
白銀御前様と戦う(話し合いができなくなったからですが)なんて、紅藤様はお若いときから破天荒だったのですね……!
彼女らしいというか、アグレッシブだと感じました。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます、斑猫です。
仰る通り、島崎君は叔父たちから「黒い羊」と呼ばれる程には異端だった感じですね。両親は子供たちを人間として暮らせるように教育している事、他の子供たち(島崎君の兄姉たち)が無事に人間の暮らしに順応している事から考えても十分異質でございます(汗)
しかも動機がハーレムと言いますか承認欲求的なアレなので、なおさらマズいですね。なのに雪九郎さんの家庭環境の話でオロオロしていますし……
紅藤様が白銀御前様とタイマン勝負したシーンは、実は一部ですがプロローグに収録しております。話し合いが苦手だからつい闘っちゃったんだ(テヘペロ)みたいなノリなんですが、まぁ紅藤様ですので仕方ないです。
賢いお方には違いないのですが、アグレッシブと言いますか脳筋な部分がありまして……彼女についていける部下が少ないのもその辺りが関与しているのかもしれませんね。
ではまた。