紅藤様が温かみのある面だけではないことがにじみ出ているお話でした。
源吾郎君、兄弟達と歳が離れているから喧嘩らしい喧嘩もしたことがないという箇所に納得です。
年の離れた兄弟って、どうしても上の子がお世話役になってしまうし、喧嘩というところまでいかないんですよね。
源吾郎君と珠彦君、少し距離が近くなった様でほっこりしました。
殺伐とした世界観のなかでも、お互いを高められるような存在になれれば幸せですよね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。斑猫です。
そうですね、紅藤様は優しいお方なのですが……まぁちょっと狂気も入ったお方という感じで作者は考えております。とはいえ、弟子たちやその周縁の者たちを彼女なりに愛している事には違いないのですが。
島崎君の隠れお坊ちゃま設定にも納得いただきありがとうございます。
実は彼にとっては一番目の兄と姉はちょっとした保護者のような存在なんですね。末の兄には感情をむき出しにする事もあるようですが……それでも7歳違いなので、喧嘩までには発展しないようです。
珠彦君も島崎君も結構物事にこだわらないタイプなので、戦闘も終わり特にわだかまりもなかったので友達になったようです。友達兼ライバルという間柄でしょうか。
彼にはちょくちょく登場してもらおうと思っております。
ではまた。
ごきげんよう、紅藤さんにはなんとなく裏があるんだろうなと思った物語、ありがとうございます。
ここまで、紅藤さんは師匠としても大人の女性としても、島崎君に優しい、常識的なひとだなあと思っていましたが、なんだかそれだけではないような気がしてきました。
過去の彼女の行いが徐々に明らかになってきたこと、彼女を取り巻く人間関係や力関係なんかもそうですが、島崎君や周囲の人々への接し方があまりにも人間らしい、というか。
島崎君はそういう意味では、やはり人間らしい、ですね。
おうちのご飯にマウスが出たとうのはビックリしましたが。
作者からの返信
こんにちは、斑猫です。
まぁ確かに紅藤様は部下たちに姉のように母のように接するお方ですが、まともな部分もあるけれどまともでない部分も持ち合わせるお方ですね。
そうでなければ、一番弟子の萩尾丸先輩から「いかれたマッドサイエンティスト」と呼ばれないでしょうし。色々とえげつない峰白様を涼しい顔で姉と慕っているあたりからまぁ……はい。
実は紅藤様は雉鶏精一派に落ち着くまでに仕えていた者たちがいます。彼らの話が言及されるかもしれませんね。
島崎青年のマウス発言は、妖狐の好物にネズミの天ぷらがあるという伝承を踏襲しています。但し野生の不衛生なネズミではなく餌用の冷凍マウスを調理しているという設定なのでご安心を。
妖怪が出てくるので、度々ゲテモノ料理が出てきますがご了承願います。
九尾の狐サイドから見た人間社会、新鮮ですね。殺生石の物語が好きで、続編があれば良いなと思っていたのですが、貴作では玉藻前の末裔さん達が活躍していて、嬉しいです。
源吾郎くん、エリートの血統ですから妬まれる事が多くて大変そうですが、うまく現代社会に溶け込んでいるので、如才なくやっていきそうな気がします。応援してます!
(就職祝いの主人公最強ハーレム小説にツボりました!笑)
作者からの返信
コメントありがとうございます。
玉藻御前や雉鶏精そのものは強すぎて物語に出すのは中々難しいのですが、若狐・仔狐な子孫だったらまだまだ活躍のお話を作れるなぁと思い、拙作を手掛けております。
源吾郎君は……確かに妬まれそうですね。半妖(しかも父親に激似)ではあるものの、エリートの血統である事は確実です。と言うか話が進むにつれて妬まれたり複雑な感情を向けられたりしている事も明言されています。それらを受け入れ、受け流して強くなるという感じですね。
就職祝いの小説は、お姉様も解った上で渡してますねこれは……