生きる気力も無いので、命がけで『獣祓い』はじめました

フリーター、実家暮らし、三十歳独身。現代社会を無気力に生きる明星美夏（みょうじょう みか）は、父母の死を契機に完全に生きる意味を見失った。しかし一方で、生来の怠惰癖から死ぬほどの気力すらも無かった。
そんな中、美夏は人の死体から生じた『獣』と、それを退治する『獣祓い師』に出会う。
生にも死にも怠惰。けれど『獣祓い師』になれば、流れに流されるうちに、戦いの中であっさりと死ねるのではないだろうか？そんな不純な考えから、美夏は自らも『獣祓い師』になることを決めたのだった。

（※人の死、流血や負傷等の描写があるため残酷描写・暴力描写有りとしています。程度としてはサスペンスドラマ程度で、そこまでキツくはないです）