ディストピアに射し込む一筋の光。
15歳から世界政府が用意したVR、ジルでギャンブルや対戦ゲームをして勝った分、寿命が延長される世界。人類の寿命が伸びすぎて人口爆発を抑えるために導入された。チートをした者は重罪。産まれた時に脳に直結するプラグを埋め込まれる。それでタイムアウト(死)を判断する。
誰だって若くして死にたくない。この時代の人は250歳を超える者もいる。
労働の対価はお金か寿命かを選べる。底辺労働者は寿命を貰い、金持ちを襲っては金目の物を手に入れたり、無茶な賭けを要求して寿命を奪い取る。凶悪犯が長生きするのは無理だ。だが、それも世界政府の計算の内。とにかく250億人を超えた人口をコントロールしたいようだ。
飯田スカイは代々自衛官の家系の一人息子だが、世の中に疑問を持つ。
スカイが小学生の時に、身代金誘拐事件に巻き込まれる。大地震のどさくさに紛れて脱出し、無事に保護されたが、心に重大な傷を負う。
スカイは中学生になるとGLでプロゲーマーを育てる、通称GL部に入部する。VRシューティングゲームの才能を開花させた。
そしてスカイは世界政府公認の大幅人口削除計画と対峙するが……。