基礎知識、プロローグ開始

さてと、前回キャラ作成をして、早速始めようと思ったが。

今回の舞台の基礎知識を説明しよう。


1.コルガナ地方北西部の概要

 今回の舞台はコルガナ地方の北西部となっている。

 まずコルガナ地方だが、アルフレイム大陸の北限地帯に帯状に広がる地方だ。

アルフレイム大陸は北に行けば行くほど滅法寒くなっていく、つまりコルガナは極寒の地方である。そんなコルガナ北西部は同地方の中部との間の山岳地帯によって分断されており、主に草原と森林が広がる。中央には魔法文明時代の昔の戦争により生み出された荒野が広がるそうな。先ほど極寒の地と言った通り、北には夏でも雪が残る場所がある。


 またこの北辺には奈落アビスが存在し、そこから出る魔神を封じる奈落の壁ウォールオブジアビスが海岸線を超えて、北の海にまで達している。 

 にもかかわらず奈落の魔域シャロウアビスが頻繁に発生する為に大陸でもっとも危険な場所の一つとされている。


 そんなこの地域には8つの都市が存在する。そのどの都市も魔神の襲来などに備え強固な城壁を築いている。

 一方で、魔動機文明時代という昔の時代は優れた魔動機技術によって魔人の封じ込めに成功していた為。都市と都市を繋ぐ鉄道網が発達していた。それらの一部は現代でも維持され、使用されている。


2.〈奈落の大侵蝕〉

 さて、2か月前、この北西部の8か所にほぼ同時に奈落の魔域が発生した。

時を同じくして、奈落から魔神が溢れ出すと、奈落の壁を越えて。

地域最南端の都市へと至る領域を蹂躙した。奈落の大侵蝕アビスイロージョンだ。

 歴史上、何度も起こったこの事件は、その度に多くの血が流れ、数えきれない悲劇を生んできた。そして、その度に、英雄と呼ばれる者が生まれ解決してきた。

 今回もそんな英雄の出現を期待する声が日増しに増している。


 また、この様な状況に至ったせいか、鉄道が全て止まってしまい。現在各都市では食糧不足が深刻化し、その結果、治安が悪化し始めているそうだ。


3.八都市の概要。


 これについては、折角だし、到着した時に説明するようにしようか。

それでは、ここからは冒険の始まりだ!


―――――――――――――――――――――――――――――――


~プロローグ~


1.魔道列車に乗って

 テオは、魔道列車に乗っている。この列車は、ドーデン地方の鉄道の国キングスフォールから、スルーザファーグトンネルを抜け、幾つかの街を経由した後、コルガナ地方中西部の都市クルツホルムへと向かっている。


 本来、この路線はクルツホルムからさらに北へと伸びていて、港町イーサミエ、荒野の開拓都市リイネスを通り奈落の壁に築かれた要塞都市オクスシルダにまで達している。しかし、二カ月前に発生した奈落の大侵蝕――奈落から魔人の大群が溢れ出したのと同時に、奈落の魔域がコルガナ地方北西部の各地に出現したことで、クルツホルム以北は、魔道列車を安全に運航できる場所ではなくなった。


 そのため、現在、魔道列車はクルツホルムを終点として、底から折り返し運転を余儀なくされているのだ。

 さて、テオは、何故クルツホルムに向かっているのだろうか? まずはテオが奈落の大侵蝕の渦中に飛び込もうとしている理由を決めよう。


 と言う訳で、テオがこの地に来た理由だが、これはもう決まっている。

本来なら六つある目的のどれかをサイコロを振って決めるが、自分で決めても良いともある、なので今回選ぶのは【目的1.帰郷】だ


RP

(爺様、そして師匠の墓が無事であればよいのだが)

(姉さん達には当面の生活費も渡した、大丈夫だろう)

(それに、新たな剣術を学びなおす機会ともいえるだろう)


目的1.帰郷

 テオは、ヴァイスシティを出た後はエルヤビビで育ってきた。そしてそこには今は亡き師匠の墓とここまで自分を育ててきた祖父がいる、それらの身を案じて。

テオはグランゼールからの長旅を経て、今、故郷へと帰ろうとしている。

・目的:「F:エルヤビビ」にたどり着く事だ。

・特別ルール:同じ地方出身として、情報を聞き出しやすい為、常に「情報収集」での2dに+2のボーナスを得る。


2.アレクサンドラとの邂逅


「…………!? 列車が停止した、何があった?」


 突然、けたたましいブレーキ音とともに列車が停まる。状況を確認するために外に出たテオは、頭上に揺らめく虹色の光の帯を見て、ここが奈落の魔域の中である事に気づく。どうやら、魔道列車は突如として出現した奈落の魔域に呑み込まれてしまったようだ。


「見る限り、戦えそうなのは、私と貴公だけのようだ」

「何奴!?」


 不意に傍らから聞こえた声に驚いて振り返ると、薄い金色の長い髪を後ろでまとめた若く美しいティエンスの女が経っていた、その手には槍を携えている。


「私は、アレクサンドラ・ペトローヴナ・ザッフカリーナ。シャルィーキン公爵令嬢イリーチナ様にお仕えする騎士にして壁の守人の一人だ。貴公は」

(彼女は、ティエンス/女/19歳である)

「俺は、テオフェラトゥス! 偉大なる妖精使いマクスウェルの最後の弟子であり、コルガナ一の傾奇者と自らを称する男よ!」

(ちなみにこの男はティエンス/男/16歳である)


 テオがアレクサンドラに自己紹介していると、クルツホルムにある鉄道ギルドの鉄道整備局副局長ヤルノ・ユリマキ(人間/男/38歳)と名乗る男がやってきて、テオたちに魔域攻略を依頼する。プロローグから依頼と来ましたよ、やったりましょっか!


導入のクエスト)奈落の魔域の攻略

奈落の魔域の攻略、魔域の番人である魔神を倒して奈落の核アビスコアを破壊すればクエスト達成だ。報酬は8000ガメルと★一つ。


 それとヤルノから能力増強の指輪を貰える、PCが二人以下なら一人につき2個ずつ

貰えると、とりあえず、命中に有効な器用の指輪にしておくか。

 更にPCが3人以下なら、列車の護衛を二人まで連れて行っても良いと申し出てくれる。数は力だからな、護衛のデータは匪賊の首領程度か(データ確認)

 全力攻撃も運命変転も魅力的だ、一人連れて行こう、うん。もう一人は列車の護衛

と言う訳で、アレクサンドラと匪賊の首領もとい護衛で奈落の魔域攻略に入るぞ。

フェローデータを確認しておこう。騎士と言うだけあって、槍で戦い神官として回復の心得もあるバランスのいい、テオとも相性のいいフェローだ。


◇導入の奈落の魔域の魔域マップのセッティング


 基本的に細々したルールについてはその都度説明を入れていく。ただ大雑把なので

鵜呑みしないで欲しい、まずは【中央域】マップの決定、イベントの記述を参照する事。今回のこの奈落の魔域では【中央域1:王都からの脱出】を配置する事。

 そしてこの後に【外郭域】マップの決定。これはランダム表1dで決定と。

出目は3と一回目なのでザイの魔域Ⅰが作成された。これにより完成。


次に守人フェローの決定、これはアレクサンドラを指定。それじゃ早速攻略だ。

と言いたいが、長くなって来てるし、以下次回!










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