71日目、最終決戦

 さて、前回は作戦決行前のギリギリにオクスシルダへと滑り込み。

出来うる限りの準備を済まして、ドーキョーと合流し英気を養った、その次の朝だ!


71日目、昼


 そういや、マドマニの同行、昨日はすっかり忘れていたな。今日二回振って決めるかね。何が出るかな。同行の謝礼にスプリングフルーツを一つ、救命草を一つと。

それじゃ、イベントが発生だ。


>>71~77日の間にオクスシルダにいる場合、「魔神殲滅作戦の発動!」へ


・魔神殲滅作戦の発動!

 オクスシルダに集結した、壁の守人や冒険者、傭兵たちによる魔神への反抗作戦が始まった!

 この作戦では、部隊を3つに分ける。2つの舞台は、それぞれ東西に展開、奈落の壁沿いの地域に跳梁跋扈している魔神の群れを殲滅していく予定だ。

 残りの1部隊はオクスシルダの防備と、もしもの場合の後詰を担当する。

テオは居残り部隊、オクスシルダの防衛を勤める事に。


 作戦発動から数日経過、散発的な魔神の襲撃はあったものの、東西に展開した部隊からは順調に魔神討伐の報告が入って来た。

 そんな矢先、奈落の壁の上で魔神の襲撃を警戒していたテオは、北方に広がる奈落の虚ろな穴の上空が虹色に染まるのを見た。警笛が鳴り響き、守り人や冒険者達が壁の上へ駆けあがってくる間にも、虹色の光はオーロラとなって迸り、オクスシルダの直情に漆黒の球体を生み出す! 奈落の魔域だ!

 

 ふいに、目眩のような感覚がして、空間が歪んだ。かと思うと、テオは魔域へと吸い上げられていた。あっという間に、テオは魔域に吸い込まれる。

 魔域マップをセッティングして攻略を開始せよ!


・魔域マップのセッティング

 今回の中央域は【中央域10:大侵蝕迎撃戦】を配置、外郭域はザイの魔域なのでⅡだ。さーて、ひとまずの区切りの魔域の攻略、きっちり倒しにいくぜ!

今回も連れて行くのはアレクサンドラとナナリィだ。美人が一緒、心強い!


【ザイの魔域Ⅱ】

 気が付くと、テオは真っ赤な炎に包まれている小さな家の前に立っている。


「セシリア!」


 ザイが叫び家に飛び込もうとするが、その前にシャバライが立ちはだかる。


「あの家には、セシリアがいるのだ。本来の歴史では、俺はセシリアを助ける事は出来なかった。だが、今度こそ、彼女を助けたい! 力を貸してくれ!」

「任せてくれよ、ザイ大尉! シャバライなど、敵じゃぁない!」


1.魔神との戦闘&勝利

 と言う訳で、シャバライとの戦闘だ、ちなみに今も家は燃え続けている。

7ラウンドを超えると、家が焼け落ち、セシリアの救出は不可能になる。

さて、シャバライはレベル9のぶよぶよした何某な感じ。魔神って総じて気味悪い。

 そして2Rで蹴散らすというね、いやー、ファストアクション様様だね。

HPが高いだけで、防護0だったから攻撃が通る通る。戦利品は悪魔の結晶だけ。


2.セシリアの救出

 テオたちは、燃える家に飛び込む「生命抵抗力判定:目標値12+戦闘R経過数」だと14かね、ピンゾロ以外成功だ、ここでピンゾロが出るとかは無し。

 ただ2d+AL点、13点なんだが、いたぁい19ダメージ、ただ抵抗成功で半減。

それでも十分に痛いんだよなぁ。

 その後「異常感知判定:目標値12+戦闘R経過数」今回も14か。ここも成功。

倒れているセシリアを見つけ担いで外に出ると、それと同時に家が焼け落ちる。


3.ザイの感謝

 セシリアの救出に成功したら、ザイはセシリアを抱きしめる。


「ありがとう、それとこれを貰ってくれないか? もう自分には必要ない物だ」

「女性を模した仮面か……俺には既にこの仮面が」

「つけなくてもいいんだ、貰ってくれ」

「では、ありがたく」


 そして、テオに感謝してひとつの仮面を差し出す、復讐者の仮面。

ザイが女神ミリッツァに復讐を誓って身に着けたと言われる仮面である。

そして、直後、目の前に、外郭域からの出口が出現している。

とりあえず、回復してから出発するか。回復は魔晶石を使おう。ヒールウォーター。

を二回行使して、全回復、さぁ……最後の決戦だ。

>>出口から出るなら、★2つを獲得して、中央域へ



【中央域10:大侵蝕迎撃戦】

 テオは、石造りの巨大な城壁の上に立っている。目前には、見渡す限り、どこまでも続いている虚ろな穴が広がっている。ここは奈落の壁の上だ。

 そして、いま奈落から数えきれないほどの禍々しい影が、テオの方に向かってくるのが見える。


「貴公、見よ、あれなるは、シャルィーキン公爵令嬢イリーチナ様だ」

「美しき姫君だ、使えるならば、勇ましき若き王か、あのような姫君でなければ」


 傍らにはアレクサンドラがおり、誇らしげに、しかし、何処か苦い物を噛み締めているかのようにして囁く。

 見ると、青白い光の輪を纏う白銀の衣を身に着けた、燃えたつような赤毛の少女――イリーチナがいた。


「あのいでたちは、イリーチナ様が戦死された日の物。例え、幾千幾満の歳月が流れようとも忘れる事は出来ぬ。およそ3.000年の昔に発生した〈奈落の大侵蝕〉、その前哨戦となった奈落の壁での攻防戦でのお姿に相違ない。私達は、あの忌まわしい日にやって来たのだ。となれば、やるべきことはひとつ! イリーチナ様をお守りし、あの魔神共を打ち払うのだ」

「これが最後の戦い、全ての魔神を滅ぼしましょう、一緒に頑張りましょうね!」

「義勇軍所属、義勇兵としての最後の戦い、まあ、よろしく頼む」

「この戦いに勝てば、姉さんの笑顔が見れるかな、正直他の事には興味ねぇぜ」

「最後の戦い、ねぇ、あなたはあたしのために戦ってくれるのかしら?」


 アレクサンドラが槍の柄尻を打ち鳴らす。

  気がつくと、周囲には、ここまでに追憶の中で出会ったすべての守り人たちが立っていて、それぞれの瞳に決意の光を称えながら、テオの方を向いている。

 ふいに、魔神どもの咆哮が大陸北方の凍てつく空気を震わせた。

戦いが間近に迫っていた。


「さぁさぁお立合い! この傾奇者テオフェラトゥスの一世一代の大勝負、どうか最後まで見届けて頂きたく! 見届けて頂けるならば、そうそうたる面子に恥じぬ戦を見せましょう、いざ尋常に!」


以下次回!

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