魔域攻略

68日目、昼


 さて、前回は魔域の攻略に差し掛かったところからだったな。

それでは外郭域へ出発だ


外郭域【ナナリィの魔域Ⅱ】

 気が付くと、テオは美しい庭園にいる。周囲には、数百年の時を重ねた巨木がひしめく森が広がっている。傍らには、腕に小さな籠を提げたナナリィがいて。


「ここは、皇宮の庭園だわ。あたしはニィレムに手作りのお菓子を食べて貰おうと、彼を探していたのよ」

「この前の彼か、では探しに行くとしましょうか、姫様」

「ええ、エスコートはお願いね」


 と言う訳で、人探しの始まりです、地図上を移動してイベントを解決しながら。

冒険を進めるのか、現在位置は[1]彫像の広場。移動に時間経過は起きない。

なら、じっくり解決をしていくとしようか。

 また、最初手作りお菓子×3袋を持っている。なくなると時間が経過して最初からスタートか、厳しいな、どこにいるんだろ。早く見つけたい所。


1.彫像の広場

 妖精姫の彫像がある広場だ。東には小動物がいる森があり、南には花園がある。花園には庭師がいる筈だ。ここからは[2]小動物の森か[3]花園の小道にいける。

 庭師に会うか、③へ。


3.花園の小道

 色とりどりの花々が咲き誇る花壇の間を、細い散策道が続いている。庭師の老爺が、花壇の傍にしゃがみ込み、雑草を引き抜いている。


「おや、ナナリィ様、ニィレム様なら、東屋で見ましたよ。しかし、噴水の広場には衛兵が降りましたから、お気を付けください。見つかれば、連れ戻されてしまうでしょうからの」

「ありがとうね、庭師のおじ様、これは貴方の分、大事に食べてね」

(むやみやたらに減らして欲しくないんだがなぁ)


 と言う訳で、爺さんが笑顔でナナリィに情報をくれ、それの御礼にお菓子が減った

さて、衛兵をどうにかする方法を探すか。衛兵は地図で言う④にいる。

ニィレムがいるのは地図上の⑥、ここは④に塞がれてしまってるから対策を探す必要がある。とりあえず、2の方に何かあるか探すか。


2.小動物の森

 木々が生い茂る森では、リスやウサギ、小鳥などの小動物たちが出迎えてくれる。

そんな小動物たちがお菓子に気づいて、愛嬌を振りまきおこぼれに預かろうとする。

精神抵抗:20か、月光の魔符もあるし、どうかな? テオの鋼メンタルが小動物程度で揺らぐ事は無かった、すまんな、これはニィレムに上げる分なのだ。

ここからは[4]噴水広場、[5]樹妖精の森に移動出来る。衛兵がいる④に無策で突撃は出来ないな、樹妖精の森へ。


5.樹妖精の森

 手つかずの鬱蒼とした森だ。ここにやってくると、古い樹木の中から染み出すようにしてドライアードが現れる。


「ナナリィ、またお菓子をくれるの?」


 彼女はお菓子を催促する、ううむ……ここ以外に他のマップは特になし。

お菓子を渡すと御礼について来て来るみたいだし、渡すか。


「また、ニィレムと言う人間を探しているのでしょう? お礼に一緒に探してあげるわ」


 これで、残るお菓子は1つのみ、それじゃ[4]へ移動したいが。

小動物の森の判定をするか。成功、抵抗の基準値14だから結構冷や汗もの。


4.噴水の広場

 噴水がある広場だ。ここには、衛兵一人がいる。

見つかると、ナナリィが連れ戻され、時間帯が進むと。

引き返す事も出来る、ただし、ドライアードを連れていると、彼女が衛兵の樹を逸らしている隙に、広場を通り抜ける事が出来ると。 

 ドライアード、魅了って能力があるからね、それで自分の住み着いている樹の世話をさせたり、死なせて養分にしたりしてるんだ、実は怖い、ドライアード。

ちなみにテオは魅了が効きにくい。(魅了は精神抵抗で消滅させれる)

ま、抜けれたので[6]東屋へ


6.東屋

 泉の岬にある東屋で、ニィレムが竪琴を奏でている。

 ナナリィは、ニィレムに駆け寄って、恥ずかしそうに手作りのお菓子を渡す。ニィレムは、お礼にと言って、竪琴を奏で、その後もナナリィに竪琴の弾き方を教える。


「この時、ニィレムからこの竪琴を貰ったの。ジャスミンの花が彫り込まれているのは、まったくの偶然だったけど、それがかえって運命みたいに思えて嬉しかったわ」

「左様でございましたか、それは、素晴らしき運命ですね」


 いつの間にか、ナナリィが傍らにいた、そしてナナリィが、さっきニィレムが奏でていた曲を爪弾くと、目の前には外郭域からの出口が出現する。

 いつしか、ナナリィの姿は消えて、テオの手にジャスミンの竪琴が残っている。

こいつも遺品だ、ジャスミンの竪琴/遺品ナナリィ入手。

>>出口から脱出するなら★2つを獲得して中央域へ


【中央域8:雪に埋もれた祈り】

 

1.雪の中の戦い

 気が付くと、テオは雪深い森の中で繰り広げられている人族と魔神との戦いの渦中にいる。しかし、既に人族のほとんどがすでに戦死し、生き残りは赤い髪のメリアの女と、その腕に抱かれた瀕死のドワーフの少年だけだった。


「ナナリィさん。もう自分を許してあげてください。誰もあなたを恨んでなんていません。皆、あなたの苦しみを知っていて、あなたを助けたかっただけなんですよ」

「ヌーリッキ……なんで、アタシなんかを助けてくれるのよ」

 

 ドワーフの少年が微笑みかけ、意識を失い。ナナリィは嘆き慟哭する。

そこに迫る魔神である、邪魔してやるな! 俺が相手だ!

敵はマハティガ、普通に強い奴やん。ボスだからかい。

(レベル10、象の頭に猛禽の身体、圧巻の部位3つの強敵)


◇ナナリィとヌーリッキ

 最初、ナナリィとヌーリッキは、戦場に配置せず魔法の対象にならない。

ただ、PCが2人以下なら、ナナリィは味方として参戦する。 

これ、フェローはどうなるのかしら、そのまま使っていいのかな?

いや、ここは無しにしておこう、二回行動するようなものだしね。

データは熟達した妖精剣士とただ、ナナリィはメリアなので運命変転は無し。

 ヌーリッキは気絶中「現在HP-15 生命抵抗:12」か。

ラウンドの終わりごとに生死判定を行う、ラウンドの終わりごとにHPが-1される。

死んでしまうと、ナナリィは暴走し、敵味方関係なく攻撃開始か。

さて、短期決戦で上手い事倒してみましょうか!


勝利

 敵は魔神、ヴァイスマスクとカースレべリオンのある、テオの敵では無かったな。

まぁ、後ろのナナリィやフェローの助けがあってこそだけど、戦利品は。

かけら10個と悪魔の結晶と悪魔の長い鼻(1600ガメル)、悪魔の艶めかしい鼻(4000ガメル)が2つだ。鼻が三つで、いや部位が3つあるからなんだけどさ、きもちわるっ


2.誓いの指輪


 魔神を倒せば、ナナリィは正気に戻って次の事を告白する。

ちなみにヌーリッキは最後の最後で生命抵抗に失敗してもう死んでしまっている。


「あたしは、ニィレムを愛してた。でも、幸せになんて慣れない。彼の為に、あたしは国を滅ぼしたんだもの」

「だから、あたしは彼を攻めて、……彼を死地に追いやってしまった。彼だけじゃない。あたしを心配してくれたみんなをあたしは……あたしのために戦って、あたしを守ってってお願いして、戦場に送り込んだ。そして、みんな、帰って来なかった」

「だから、きっと、みんな、あたしを恨んでいると思ってた。でも、ヌーリッキは、恨んでないって言ってくれた。それが本当なら、あたしは」

「……誰も、恨んでなんかいないですよ、貴女が、姫様が皆大好きだったんだ、姫様の仲間達はとても粋な奴らですね、忠君に恵まれて、姫様もさぞ……姫様?」


 気が付くと、ナナリィはジャスミンの樹になっている。

そして、テオの手には、アングレカムの花を意匠した指輪がある。

テオにはそれがニィレムがナナリィに送ったアングレカムの指輪だとわかる。

 アングレカムの花言葉は。


「『いつまでもあなたと一緒に』、ニィレム、お前も姫様を……」


 いつしか、目の前に奈落の核が出現している、破壊すればアビスシャードを脅威度の分獲得、今回のマハティガはレベル10、10個のアビスシャードを獲得。


>>魔域から脱出したら、★3つを獲得、雪森③へ


以下次回!

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