終わる世界の救世主

　自称平凡な高校2年の少年、五条優護（ごじょうゆうご）は異能力者である。他者の異能を借りる事の出来る彼は、人助けが趣味のような生活を送っていた。そんな彼はある晩不思議な夢を見る。

　―――君に、世界を救う主人公（ヒーロー）になって欲しい。

　その翌日。いつものように人助けの為に飛び込んだ路地裏で、彼は泥の怪物と銀髪碧眼に異装の美少女と遭遇する。それはまるでファンタジーな異世界から来た、という表現がピッタリな組み合わせで……？

　これは一人の少年が、理不尽な悲劇に見舞われる世界を救ってまわる物語。
　言わば、絶対的なハッピーエンドを掴み取る為に奮闘する物語。
　主人公補正？ご都合主義？
　いやいや世界を救うのならば、その程度は当然、軽くこなしてもらわねば。

※本作品は「小説家になろう」さまにも掲載中の作品です