三、構成を考える

字数と同時に、書きやすそうなテーマを考えていました。


細かい設定を練るのは、時間的に難しい。それでもひとつの作品としてまとめる以上、作品間に何らかの繋がりを持たせたい。


そして、ふっと浮かんだのが「春の七草」


1月に七草がゆを食べた後は忘れられがちな彼ら。しかし、人間の感覚からすれば三〜四月こそ「春」。「春」に生える彼らを、「春」に書く小説でモチーフに入れることで存在をアピールする。


七草であれば各植物ごとに7話(春)、季節変わって同じ場所で7話(夏)で計14話。前のエピソードで記載した①、3,000字×7話×2章編成が可能です。

秋の七草も入れればその倍、③の編成で制作可能。


とりあえずこれだけ決めて、執筆にとりかかりました。


絡める植物(春の七草)×場所をタイトルに据え、そこから連想される人々の様子を思い起こし記す。なるべく植物の目線も取り入れつつ。あとで見直したら人称や文体がぐちゃぐちゃかもしれませんが、とりあえずこれで行きます。


……本当は、春の七草をモチーフにした妖精たちが人間界でなんやかんやするギャグ小説が書きたかったのですが、諦めました。コノシロ(ダイコン)の身体が重くて空を飛べないくらいのネタしか思いつかなかったので。ギャクこそ話を練る時間が必要のようです。


元気と胆力があれば秋の七草にもとりかかりたいところですが、今のペースでは中々厳しそうです……


とはいえ、まずは春の七草(春・夏編)の完成を目指して頑張ります。

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