概要
呪いを受けて彷徨うは、我らに課せられし運命なり。
死んでるように生きたくない。でも生きる事は苦しみに満ちている。万物は流転し、それは人の居場所でさえも。それなら、せめて後悔のない人生を自分で選び取っていかなくてはならない。
これはある少年が夜空で最も大きな星になるまでの、荒唐無稽神話ごたまぜ系ファンタジー。
※以前公開していた作品の改稿です。
引用・参考
ブルフィンチ著 野上弥生子訳 『ギリシア・ローマ神話 上』岩波少年文庫 1988 第42刷
コラム著 尾崎義訳 『北欧神話』岩波少年文庫 2008 新版8刷
青柳正規著 『ローマ帝国』岩波ジュニア新書 2009 第5刷
ボードレール著 堀口大學訳『悪の華』新潮文庫 2011 第63刷
コットレル著 松村一男・倉持不三也・米原まり子訳『ヴィジュアル版世界の神話百科 ギリシア・ローマ/ケルト
これはある少年が夜空で最も大きな星になるまでの、荒唐無稽神話ごたまぜ系ファンタジー。
※以前公開していた作品の改稿です。
引用・参考
ブルフィンチ著 野上弥生子訳 『ギリシア・ローマ神話 上』岩波少年文庫 1988 第42刷
コラム著 尾崎義訳 『北欧神話』岩波少年文庫 2008 新版8刷
青柳正規著 『ローマ帝国』岩波ジュニア新書 2009 第5刷
ボードレール著 堀口大學訳『悪の華』新潮文庫 2011 第63刷
コットレル著 松村一男・倉持不三也・米原まり子訳『ヴィジュアル版世界の神話百科 ギリシア・ローマ/ケルト
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!安定した筆致と大胆な構成
正直なところ、あんまり異世界系という感じはしないのですが、とにかく安定した、静的な筆致で読ませる作品です。
ベタなところで言えば、それこそ『ファウスト』や『神曲』を連想させる構造とモチーフが見え隠れしますが、観察されるべきところを的確に観察した、取捨選択の巧みな文章が難解さを感じさせません。
個人的に最も良いなと感じたのは、登場人物の命が絶たれる場面の描写です。あまりに淡々と書かれるので、作者の方としてはもしかすると、さほど重要なシークエンスと見なしていないかもしれないのですが(なのでレビューで取り上げるのが妥当か分からないのですが)、それにしても奇妙なほど心に残ります。命を絶たれること…続きを読む