反逆の狼煙は揚げられた
昔見かけたカツサンドの店の看板に描かれたマスコットキャラクターが、配達トラックを運転している豚だった。それを見た瞬間、「こいつ、仲間を売ったな」と即座に理解した。
仲間を売る代わりにカツサンド店のオーナーに恋人を見逃してもらっていた豚くんだったが、ある日クレーム処理に向かうと「お前のところのカツサンドに異物が入っていた」と、かつて恋人にプレゼントしたはずの婚約指輪を見せつけられた。
そこで全てを悟り、逆上してその客を轢いてからオーナーへの反逆を決意して、配達トラックのハンドルを握る前足に力がこもる。
もしかしたら、そんなワンシーンを切り取ったイラストだったのかもしれない。
あのカツサンドのお店、まだ元気に営業しているだろうか。
果たして豚くんの復讐は実ったのだろうか。
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