宇宙船に乗った親子

 スーパーの駐車場で男の子が母親に「宇宙人やってー」とせがんでいた。

「はいはい」と言いながら車のキーを開けるお母さん。

 あの男の子にとって車の鍵を遠隔操作で開けるのは、現代の科学でも未来のテクノロジーでもなく、宇宙の神秘なのだ。

 その親子は仲良く宇宙船に乗り込んでスーパーを去っていった。

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