金魚とアロワナ
ドラマや映画だと、アロワナを飼っているのはだいたい悪役だ。
悪人に飼われる魚、アロワナ。印象も飼い主も悪い。
アロワナを飼える余裕がある=お金持ち=悪銭を身につけた者、というイメージだろうか。わかりやすいと言えばわかりやすい。
悪人は基本的に懐に余裕があるものだ。
しかし、同じ魚でも金魚はどうだろう。
飼っているのは素直な子ども。死んだらちゃんとお墓も立てる。墓標の代わりにアイスキャンディーの棒を立てる絵面までありありと浮かぶ。
飼っている魚によって、その人の人柄をある程度は操作できるのかもしれない。
ただ不思議なことに、アロワナよりも高級そうな錦鯉を飼っている人は、人の好いおじいさんのイメージがある。
そしてそのお孫さんは金魚を飼っているに違いない。
魚を通して、人となりが見える。
魚の泳いでいる水面には、飼い主の人生が映っているのだろう。
あなたの水面は、澄んでいますか?
ちなみに私は何も飼っていません。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます