概要
祠の謎を追った先で、記憶から消された自分の過去を知る。
平々凡々な人生を送っていた斎藤嵐は、刺激のある人生に憧れていた。友人の風間平和の、波乱万丈な人生を羨ましくさえ思っていた。その風間と2人で出かけた旅先で、ある古びた祠に参拝した。「何か起きてほしい」と。そのあとから、嵐は次々と災難に見舞われるようになる。命の危機をも感じるようになり、元に戻してほしいと、もう一度祠に参拝をしようと出かけるが、どこを探しても見つからない。風間も、そんなところへ行ったことはないと言う。災難は続き、ある日、行きつけのスナックのママから、何か憑いていると言われた嵐。ママを通して、同じように祠に参拝した後に祠が無くなっていたという櫻井彩乃と知り合う。彩乃と、その不思議な祠を探し当てた二人は、眠っていた記憶の中の過酷な過去と向き合う事となる。
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