概要
2020五輪が延期になった今、100年前の選手に思いを馳せてみませんか
小石川高等女学校に通う少女・悉乃(つくの)は、ひょんなことからスリの現場を目撃し、犯罪を未然に防ぐことに成功する。
しかし、それをきっかけに、女学校では爪弾き者にされてしまう――
悉乃には、誰にも話していない、過去があった。
タイトルは「はやてのゆくみち」と読みます。
※作中の登場人物は明治~昭和に実在したマラソン選手「金栗四三」さんをモデルにしていますが、この作品はフィクションです。ご家族、ご関係者の方々とも一切関係ありません。
※参考文献『走れ二十五万キロ マラソンの父 金栗四三伝 』長谷川孝道 著
しかし、それをきっかけに、女学校では爪弾き者にされてしまう――
悉乃には、誰にも話していない、過去があった。
タイトルは「はやてのゆくみち」と読みます。
※作中の登場人物は明治~昭和に実在したマラソン選手「金栗四三」さんをモデルにしていますが、この作品はフィクションです。ご家族、ご関係者の方々とも一切関係ありません。
※参考文献『走れ二十五万キロ マラソンの父 金栗四三伝 』長谷川孝道 著
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!余韻あるラストが、あなたの体の中を風となって吹き抜けること間違いなし!
遠くなった明治の世を身近に感じさせてくれた作品。縁遠かった父に引き取られた悉乃ちゃんは、お嬢さまを上手に演じつつも、その中身は熱い少女。当時の「家」や、世間と衝突するなか、「風」……四三さんと出逢い、親しくなってゆく。
とにかく四三さんが純朴さわやかで、あふれる清涼感の持ち主。悉乃ちゃんでなくても、応援したくなります。
途中、どうしようもない時代の壁を感じながら、それでも流されず、真っ向から逆らうでもなく、しなやかに生きる悉乃ちゃんの姿を、みなさまも読んで、触れてみてください。余韻あるラストが、あなたの体の中を風となって吹き抜けること間違いなし!
個人的には、悪役の配置がよかったと思います…続きを読む