土だるまと少年　～風遣いの少年、付き纏われる～

ずっと一緒と幼い約束を交わした三人の子供達。
しかし谷から旅立ったのはただ独りだけだった。彼は不思議な土だるまを肩に乗せていて……？

日々奇形種退治する少年の前に、ある日土だるまに異様な執着を見せるレグサスという青年が現れる。
実は彼は巷で蔓延する致死性の病と少年の関連を疑っていた。


「土だるま君の肌を撫で回して～、3サイズを測りたい♪ 暗闇監禁してみたり～ぃ、布でぐるぐる縛りましょ♪」
「怖いキモチワルイ寄らないでクダサイ」
「おおっ！声なき 土だるま君の気持ちがわかる！ 凄いな目鼻口ないのに意思表示──あれ？ 二人共どこ行くの？ 待て待て待て。嫌がること何もしないよ。ちょっ！ ホント待っ！ お兄さん怖くない！ 怖くないよー！？！？」
※なろうにも投稿しています。