概要
迷宮核の幼女と共に異世界へと追放されてしまう青年。
なにはともあれ心機一転、青年はダンジョン制作と魔物の錬成に挑もうとするが、しかしその方法はなんとTRPG方式のボードゲームで……!?
「その魔物はチートすぎるのでダメです。でもエロ触手をつけるならOKです!」
「いや、その理屈はおかしい」
童話好きでメルヘン趣味の青年と奔放なメスガキを語り部とした、なにかがおかしい露悪的ド変態侵略戦記っぽい物語。
* * *
第一章・完結
第二章・準備中
金曜日、または日曜日の22時の
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!本能と理性の間にある人間性を感じました。
この作品を読んで、マルキ・ド・サドの思想について少し考えました。
サド的なものの本質は、単なる暴力や破壊ではなく、人間の欲望や幻想をどこまで表現できるのかという問いにあるように感じます。
肉体的な欲望や衝動を描くことは、ただの刺激ではなく、人間の内側にある隠された部分を映し出す行為でもある。
しかし同時に、欲望を現実の行動としてではなく、想像力や表現の領域へ昇華することで、そこには別の美しさが生まれる。
人間は理性と本能、現実と幻想の間で揺れ動く存在なのだと思いました。
この作品には、そうした人間の欲望と美の境界について考えさせられる魅力があります。 - ★★★ Excellent!!!邪悪なダンジョンマスターVS暗黒な異世界
冤罪によって有罪判決を受けた一人の青年。彼に課せられた刑は、異世界迷宮追放刑――異世界のダンジョンで魔物を製作し、異世界の住人達を襲撃して資源を強奪していく通称ダンジョンマスターの刑だった!
かくして、だいぶ捻じれた性癖を持つ少女を案内人として、ダイスを振ってTRPG感覚で魔物を製作していく主人公。ただ戦闘能力ばかりを設定するのではなく、原住民を生かさず殺さずの状態で捕らえ、その肉体を繁殖に利用するという生態の部分まで細かく設定するあたりが実に邪悪。魔物のモチーフにあえて『アリス』やマザー・グースを採用しているのも、彼が生み出す魔物の禍々しさをより際立たせている。
彼らの侵略の対象…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ダークファンタジーとダンジョン運営が見事に調和している
主人公は冤罪により、「ダンジョンマスター」という刑罰を科され、流刑となる。
ダンジョンマスターは、自身の生存と刑の執行のため、自らの箱庭を運営しながら、人類を侵略していく存在。そのため徹底して冷徹に奪い取っていく姿が印象的だ。
世界観やモンスター周りの設定もよく練られており、なぜそうしたシステムになっているのか、錬成や生息しているモンスターがどのような生態をしていて管理方法はどうすればいいのかをしっかりと描写してくれている。
なにより、案内役のBBをはじめとした個性豊かなキャラクターたちが魅力的で、残酷でありながらどこか現実にありそうな世界観が、ブラックユーモアを交えつつ展開されていく…続きを読む - ★★★ Excellent!!!それは倒錯したフレーバーに誘われた、鏡の国の私たち
まるでベルベットルームような牢獄から始まるのは、「抗え。最後まで。」と謳いたくなるほど陰湿な世界と登場人物。
まずは六話、十話まで読み進めることをオススメします。
戦記ものらしい重厚な文体と残酷さ、それを嘲笑うかのようにライトに述べるキャラクターの露悪さが掴めるでしょう。
クトゥルフ神話好きがなぜTRPGシナリオを書かないのか、お気になさるでしょうね。
だってここまでダークファンタジーを描ける人が、ファストフードなエモシをお届けするわけないじゃない。
何がどうして、不思議の国のグリムな世界に迷い込むの?
それはね、子どもというのは、倫理をしらない無邪気な残虐行為を楽しむも…続きを読む