鬼のいぬまに

舞台は鬼と呼ばれる化け物がいる世界。まるで無慈悲な災害のように、鬼は村を、人を襲います。
そんな過酷な世界で、主人公の青年：鷹丸は旅をしています。
彼の目的は――ある恐ろしい鬼を封じてくれる人を探すこと。

物語の舞台は、過酷で、時には血なまぐさい様相も見せます。
だからこそ、でしょうか。
鷹丸をはじめ、旅の仲間である晴姫や豊月たちの優しさやまっすぐな心が、より明るく、まぶしく見えます。
それはさながら、鬼に対抗しうる力である「煌術」のように。

正統派和風ハイファンタジー。お好きな方にはぜひオススメしたい作品です。

鬼と戦う主人公がめちゃかっこいいです。そして鬼にも事情があり、単純な勧善懲悪とはいかないストーリーが考えさせらました。

人と鬼のそれぞれの葛藤がしっかり表現されているのがすごい。そして戦うシーンは漫画に負けない、文章での描き方が見事だと思います。

文体と世界観がマッチしているからでしょうか。和風ファンタジーと言うことで、時代劇のような雰囲気でとても読みごたえがあっておもしろいです！
あとはとにかく描写が上手なのと、それでいて一文が短いので読みやすさもあるのがいいなと思いました！

重く暗い。文体はがっしりと肉付けされており、読んだらこちらを引き摺り込もうとして来ます。鬼を宿す心優しき青年に救いはあるのか？心を食われ鬼となるのか？それとも人として生きるのか？今後がとても楽しみです！

自分の中に鬼が居る主人公の葛藤や、鬼と共存する人間など、ただドンパチやるような話ではなく人間の内面など丁寧に描写された作品です。
鬼を倒す煌術などツボも押さえつつ、どこか儚気なストーリーがおすすめです。

企画参加ありがとうございます。
初っ端からバトルシーンがあり、とても惹き込まれる展開でした。
読了後の満足度が高い作品だと思います。

これからも応援しています。頑張ってください！

ほのぼのからの暗転怖いです（ほめています）

　その身に鬼を宿し、命の危険に晒された際にそれが暴れ回ることに苦しめられる青年、鷹丸。
　そしてその強力な鬼に唯一対抗できるだけの能力を無自覚に持つ盲目の女性、晴姫。
　一方は自分の中の鬼を祓うすべを探すために。そしてもう一方は、盲目ゆえに役立たずと思っていた自分が人の役に立てるようになるために。そんな二人が共に行動し、共に切磋琢磨しあう作品です。

　普通の人には傷つけることもかなわぬ『鬼』そしてそんな鬼に唯一対抗しうる『煌』と呼ばれる法術のような力。その他、地理的な設定なども凝った読みやすくも奥深い作品です。まだまだ序盤のようですが、これから先が楽しみ！

和の感じがとても良いです！！

雰囲気が頭に入ってきやすいので、これからも楽しみです！