「わたしがコスプレ界に飛び込んだわけは」

「こんな恥ずかしい衣装を着てみたのですが」

「これが『火がついた瞬間』というのですか？」

「どうしてこんなに綺麗に撮れるのですか？」

「そんなに下からだとパンツが写りませんか？」

「薙刀を構えると気持ちが落ち着きます」

「声をかけてきた少女はアニメ声でした」

「挫折と屈辱を味わってしまいました」

「もっともっと、わたしを見つめてほしいです」

「その大きな胸のお肉をわけてほしいです」

「全裸待機というのはどういう意味ですか？」

「ロリータ服は興味あるけど無理そうです」

「これがコスプレ女子のヒエラルキーですか？」

「女の戦いなんかに巻き込まないでください」

「そんなにドSの一匹狼の匂いがしますか？」

「コスプレ界は腐海みたいな場所ですか？」

「溜め込んだマグマが爆発したみたいです」

「新しい世界の創造がわたしにできますか？」

「お洒落スキルが低すぎるのでしょうか？」

「女の子同士で秘密を持つのはワクワクします」

「恋愛レベル高すぎでバッドエンドですか」

「いったいどんな漫画を読んでいるのですか！」

「薩摩おごじょというのは似合いませんか？」

「ファッション雑誌のひとコマみたいです」

「こんなことで興奮するのは変態でしょうか？」

「もやもやがつかえて苦しくなってしまいます」

「対人警報のアラームが鳴りまくっています」

「逢魔が刻の魔法をかけられてしまいそうです」

「もののけに取り憑かれてしまったようです」

「こんな所に男の人と入るのははじめてです」

「ツンデレな美人お嬢さまに萌えるのですか？」

「からだの芯が熱くなるのはなぜですか？」

「それがモテ男の本能というものでしょうか」

「あの午後の日のできごとはトラウマでした」

「真夜中の女子トークはすごくエロいですね」

「いつからそんなコスプレをはじめたのですか？」

「突っ走っちゃって冷静になれないんです」

「おそらくバブル時代の亡霊なのでしょうか？」

「すみません。ちょっとそれ、貸して下さい」

「怪我したくないなら、離れなさい！」

「『ごきげんよう』というのはおかしいですか？」

「失いかけてはじめてその存在がわかりました」

「好きだという感情はとめられません」

「わたしも知らない淫らな自分を見てみたいです」

「そんな特別なところに入れてもらえるのですか」

「これって『お姫様だっこ』なのですか？」

「理性の鍵がひとつずつはずされていく様です」

「今夜は…　泊めてもらえますか？」

「こんなだらしない朝を迎えるのは初めてです」

「はだかになるのはからだじゃないです」