概要
思考盗聴、集団ストーカー事件の解決に至る過程
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!壮絶なる統合失調症体験記。本屋では読めないレベル。
連載十九話まで読了しての感想である。
実体験の記録だとしたら、著者は相当に重度の統合失調症だとかんがえられる。巷間にはそれなりに統合失調症の体験談が上梓されているが、無論、かれらは軽度だから妄想や幻覚体験を商業レベルの文章にできるわけで、本作の文章は最早健常者の理解できる範疇を飄然と凌駕している。
かくいう愚生自身も統合失調症患者で二ヶ月間閉鎖病棟に入院したことがあり、著者の気持ちがよくわかる。健常者には意味不明な文字列や言葉のサラダにおもえるかもしれないが、〈これが統合失調症患者にとっての現実〉なのである。健常者には是非とも一度統合失調症の疑似体験をしてもらいたいとおもっているが、本…続きを読む