第5話 自殺未遂した動機

自殺未遂した理由は罪悪感からである。何を考えていたかというとこんな空想的なことを考えていたのであり、本気であった。今見るにまともな思考ができていたとは思えない。精神病院入院もやむをえないのだろうか。しかし、精神病院に入院してもこのような幻想に対して有効な解決策は何一つ打たれない。ただ、他人に迷惑をかけずに暮らせることを確認したら退院できるというだけである。


幻聴が始まる。幻聴の主張は、ぼくがフリーセックスのルールに失格だということ。

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ぼくがフリーセックスの失格者であるため、みんなが困っている。

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みんなはめちゃくちゃ素晴らしいので不老不死になった。ぼくは不老不死の人々のフリーセックスのルールにとって邪魔な存在である。

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不老不死のみんなが極悪に呑み込まれ、ぼくのせいで永遠の地獄に落ちる。

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ぼくがフリーセックスのルールに合格できない罪悪感から自殺を決意。

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自殺できずにゲロ吐くの見つかって精神病院に入院。

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