第22話 万物夢幻と無間地獄
やまとのおうけのたこ家の英雄、空海は裏高野の無間地獄に不老酒を飲んで生きている。
悪いが、宇宙精神が神だというのは、一神教じゃなくて、仏教の阿頼耶識だぞ。
この宇宙が誰かが見ている夢で、物質すら誰かの意識の現れだとする。
我々の意識も、宇宙の原点にある意識の見ている夢だとすると、
この万物を夢見ている精神こそが阿頼耶識なのだ。
阿頼耶識こそが神だ。
分かるか。これが仏教だ。
空海の一切虚無を、万物夢幻と置き換えるだけでよかったよ、阿頼耶識の理解は。
唯識など、この一言。
万物夢幻だ。
東洋思想でも、神秘的な世界は充分にできるとな。
阿弥陀経ですら、金銀財宝に幻獣と極楽鳥の住む宮殿に行く物語だったんだぞ。
それが正しく伝わってない。
無量寿経などもっと遥かに上だ。
六識の上に、
心を読める第七識末那識がある。
なんとなく聞こえる他人の心の中の声は、だいたいだがちゃんと当たり、それはヒトに先天的に備わった感覚器である。
ウィキ「瑜伽行唯識学派」を。
マイトレーヤ(弥勒、270-350年頃):『瑜伽師地論』(漢訳説)、『現観荘厳論』、『大乗荘厳経論』(チベット説)、『中辺分別論』、『法法性弁別論』、『究竟一乗宝性論』(チベット説)
アサンガ(無著(無着)、310-390年頃):『瑜伽師地論』(チベット説)、『大乗荘厳経論』(漢訳説)、『摂大乗論』、『顕揚聖教論』、『大乗阿毘達磨集論』、『順中論』
ヴァスバンドゥ(世親、天親)、320-400年頃): 『唯識二十論』『唯識三十頌』『十地経論』『大乗成業論』『大乗五薀論』『大乗百法明門論』『仏性論』『倶舎論』『無量寿経優婆提舎願生偈』
ダルマパーラ(護法、6世紀):『成唯識論』
万物の夢を見る第八の阿頼耶識ここまでを伝える。
第九の阿摩羅識は、天皇家の女たちを従える識であり、天ら識、海女ら識である。あ摩羅識でもある。
そこから厳選したお気に入りの女の子たちを集めて、
第十識、乾栗陀耶識がある。無間地獄と名付けた楽園に不老酒を飲んで隠れ住む。これが空海の第十識、空海の最高秘伝だ。
無間地獄は、裏高野、高野山の隠れ家に普通にある。
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