第17話 快楽への中毒

いじめッ子中毒。

いじめで快楽を得たものは、コンピュータゲームを数か月やると数年間面白くもないのにゲームをやってしまうように、

数か月いじめを楽しんだ後、面白くもないのにいじめを数年間しつづける。

いじめへの中毒は数十年におよぶことも多く、世の中を不幸にしている中毒の極めて重要な中毒症状である。

いじめっ子の感情はほとんどが若い頃の数か月のいじめの快楽への中毒であり、数十年間、面白くもないのにいじめつづける。

いじめっ子中毒は、大人になってから仲間をつぶしつづけるから個人の快楽は得ても、味方が勝利する快楽を得られなくてすごい迷惑だから快楽の中毒に認定。


セックス中毒。

数か月のセックスの快楽のために、自分の恋愛感情をぶっつぶしてでもセックスしつづける人たちはセックス中毒である。

恋愛感情を守って性行為をした方がもっと遥かに幸せだからである。

一目ぼれや、性行為から始まる恋愛も充分に恋愛である。


おれは自分の恋愛感情を守ってる。

好きでもない女とは、よっぽどの欲求不満でないかぎりやらない。

性の楽園より幸せなのは恋愛生殖の楽園だからだ。

そこへ行きたいし、

さらに、知的快楽に満ちた恋愛生殖の楽園などもっと幸せだからだ。


おれの恋愛感情は、売春はなんかちがうくねえ?

なんだ。

しかし、経済学的に見て、性の快楽や恋愛の快楽はものすごい高い値段がついてもいい。

性の中毒者、恋愛の中毒者になるものが大量発生するため、売春の値段は低く抑えられてるのであり、

恋愛感情をぶっ壊しても性の快楽だけを求めつづけるたいして幸せでない人たちや、

面白くもない恋愛をずっとつづけている恋愛中毒者にとって、

本当の恋愛生殖の楽園は、夢の楽園である。

知的快楽に満ちた恋愛生殖の楽園の値段は、今はお金では査定できないほどありえない存在だ。

国際連合が目指しているはずの楽園である。


達人は、中毒にならずにその道を鍛錬しつづけることができて始めてなれるものだ。

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