概要
記憶喪失の少年が迷い込んだのは、異能と術式が支配する平安の都だった。
人より少しだけ成績が良いことを除いて、平凡というより他ない少年。ある日彼は、学校帰りの夜道で迷って怪しげな神社に辿り着く。沸き立つ好奇心に駆られて何気なく鳥居をくぐってみると、いつのまにか彼は闇夜の平安京にいた……しかも、目の前に手負いの少女が倒れているし、本能が今すぐ逃げろと告げている。何一つ状況が分からないまま、少年は少女を背負って走り出した――
腕力なし。コミュ力なし。当然大した異能も無し。そんな無し無し尽くしの主人公が、チートだらけの平安人たちと渡り合い、歪んだ歴史の中でも人々の希望となる物語。
腕力なし。コミュ力なし。当然大した異能も無し。そんな無し無し尽くしの主人公が、チートだらけの平安人たちと渡り合い、歪んだ歴史の中でも人々の希望となる物語。