崩壊寸前の帝国で、主人公が自身と仲間の生存のために頑張る物語です。
戦闘シーンは控えめながら、人間関係と謀略が丁寧に描かれており、全体的に緊張感と臨場感のあるストーリーに仕上がっています。
所々で出てくる戦列歩兵や要塞などの設定にはミリタリー小説チックな雰囲気があり、その手の小説が好きな私としてはとても楽しめました。
ただ、当時の軍隊に関する描写はリアルでありながら決してくどくはなく、むしろ作品の雰囲気を壊さない程よい量に抑えられています。
主人公と女性将校たちの掛け合いや、崩壊寸前の帝国に渦巻く謀略が、この作品の見どころです。
ぜひ読んでください。
本作は軍モノかつ転生作品です。
幼女戦記やオバロみたいに、実力ある作者がこれなら今でもヒットするんじゃない? って今風アレンジしたかなり変わったテイストです。
まず設定良し、キャラ立ち良く魅力的な女性キャラが多く登場 と抑えるところは抑えています。
また主人公のイケメン転生士官が、いい塩梅で物語を転がしてくれるので、
重い設定でも笑いありで素直に楽しめます。
少し読めば、作者の豊富な知識と筆力に裏付けられた安定感のある描写に、すぐにプロの方かなとおもいました。
(後から知りましたが、なろうではすでに出版されているようです。
バックグラウンドには一般作でも行けるくらい膨大な設定がありそうですが、
本作はいい塩梅でライトノベル化されています。
これでもラブコメ全盛のライトノベル、なろう系で売れるかと言えば難しいところですが、
ぜひ人気作になってほしいと思いました。