概要
人生、時に折れる事もある。
かつて聖なる岩に突き立った剣を抜き、魔王を倒した英雄が興したアーネリア王国では成人の儀式として英雄に倣い、聖なる岩の剣を引き抜けるかを試すのが慣例となっていた。
トート村の木こり、ブロウは友人と共に成人の儀式『選定の剣』を受けに王都までやってきたのだが。
※投稿サイト「小説家になろう」様にも投稿しています
トート村の木こり、ブロウは友人と共に成人の儀式『選定の剣』を受けに王都までやってきたのだが。
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ギフトを贈るまでの敷居が高いですねェ・・・。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!妹よ、君に会いたかった……
人間、知らないほうが良いことがある。
この物語は平凡な木こりが何を間違ったか聖剣を折ってしまい、その未曾有の大惨事から世界を救うべく、長い旅に出る話である。
三人の仲間、と言うか護衛がいるとは言え、危険な旅だ。
しかも徒歩。これはキツい。
しかし主人公の木こりはひたすら耐えて目的地を目指す。
たとえ道中、護衛のふたりがイチャイチャし始めても。
たとえもうひとりの護衛と会話が途切れても。
たとえ戦闘シーンでこれといった見所が用意されていなくても。
そんな精神的苦痛に耐え、旅を続ける(なお肉体的苦痛な展開はない)。
何がそこまで彼を駆り立てるのか。
理由はただひとつ。
イヤだと言っても無理だから…続きを読む - ★★★ Excellent!!!妹よ、おぉ妹よ、聖剣を折った兄は愛は暴力、恋は揶揄されるものと知ったよ
めちゃくちゃ楽しかったです。タイトルからの予想を見事に裏切るストーリー。とても素敵なお話でした(。>д<)
バカップル……もとい、仲間の愛に心労を重ねながら、絶妙の突っ込みを入れる主人公が一番好きです。
ナイトソンとアコットさんのキャラが濃すぎで笑いました。
最後にリーズと主人公の恋に満足させ今私はほっこりとした余韻で微笑みながら、レビューを書かせて頂いてます。
「妹よ」で終わる話のラストを毎回楽しみにページを捲っていました。期待を裏切らない、いや、いい意味で期待を裏切られ続けた良作です!
大満足の優しい気持ちになれる、木こりの折れた聖剣を巡る旅。ぜひ皆さんも手に取ってください(’-…続きを読む