概要
「いやだあ! 死にたくない、何でも話すから助けてえ!!」
女騎士は笑い、侵略は始まった
右も左もアバズレクソ女。クズ女騎士、再び見参。
斜陽を迎えつつあるかつての大国【帝国】に対し、東の覇権国【モスクワ連合】は、突如として宣戦を布告した。
破竹の勢いで初戦を制したモスクワ軍は、帝国東部領レーゲンスブルクの制圧に成功する。モスクワ軍少尉ソロヴィヨフは、そこで捕虜として身柄を拘束された帝国軍の女騎士ヘレネと出会う。
「いやだあ! 死にたくない、何でも話すから助けてえ!!」
仲間の命運など知った事ではない、自分が助かれば何だってかまわない。
およそ貴族らしからぬ卑しさ、騎士道の風上にも置けぬ悪辣な性格のヘレネに幻滅するモスクワの兵たち。
そんな中、ヘレネはソロヴィヨフにひとつの取引を持ちかける。
「死にたくなかったら、あたしの言
右も左もアバズレクソ女。クズ女騎士、再び見参。
斜陽を迎えつつあるかつての大国【帝国】に対し、東の覇権国【モスクワ連合】は、突如として宣戦を布告した。
破竹の勢いで初戦を制したモスクワ軍は、帝国東部領レーゲンスブルクの制圧に成功する。モスクワ軍少尉ソロヴィヨフは、そこで捕虜として身柄を拘束された帝国軍の女騎士ヘレネと出会う。
「いやだあ! 死にたくない、何でも話すから助けてえ!!」
仲間の命運など知った事ではない、自分が助かれば何だってかまわない。
およそ貴族らしからぬ卑しさ、騎士道の風上にも置けぬ悪辣な性格のヘレネに幻滅するモスクワの兵たち。
そんな中、ヘレネはソロヴィヨフにひとつの取引を持ちかける。
「死にたくなかったら、あたしの言
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!結局後追いは出なかった
ありとあらゆる王道シチュエーションが台本SSとして消費され、そのアンチテーゼが生まれては消え生まれては消えていた2013年。
いわゆる『くっころ』へのアンチテーゼとして生まれたのが『クズ女騎士』だったと記憶している。
当時はすぐに後追いが生まれ、新たなる王道ジャンルへ昇華されるものだとばかり思っていたが……結果は元祖が長期に渡りトップを独走。リファインされる今日に至るまで目立った後追いは生まれなかった。
台本SSの頃と大筋は変わらないようだが、元スレのテンポを殺さず上手いこと解像度を上げている。
模倣不可能な独特の面白さはそのままに、また違う味わいをもって生み出された新生クズ女騎士。当時を…続きを読む - ★★★ Excellent!!!立ち返って見て思う
初めて某掲示板で作者の作品の女騎士某を見たのはいつだっただろうか。更新を待ちわびて毎日掲示板に張り付いていたようにも思い出せる。
当時、成人向けゲームの女騎士がすぐ敵国の刺客に負け、致してしまう早さを揶揄して、女騎士SSジャンルが立ち上がり、そこに彗星のような熱量と輝きを長編作として持って現れたのが作者の作品だったと思っている。
今回はリバイバルということで最初の数話を読み出し、作者の熱量は内包しつつも少し鋭くなった印象を受けた。
その鋭さが問題なのだ。見目麗しい女が罵詈雑言を吐き、苦痛に歪むというのが俺に刺さりすぎる。これからも読み続けようと思った。