立ち返って見て思う

初めて某掲示板で作者の作品の女騎士某を見たのはいつだっただろうか。更新を待ちわびて毎日掲示板に張り付いていたようにも思い出せる。

当時、成人向けゲームの女騎士がすぐ敵国の刺客に負け、致してしまう早さを揶揄して、女騎士SSジャンルが立ち上がり、そこに彗星のような熱量と輝きを長編作として持って現れたのが作者の作品だったと思っている。

今回はリバイバルということで最初の数話を読み出し、作者の熱量は内包しつつも少し鋭くなった印象を受けた。

その鋭さが問題なのだ。見目麗しい女が罵詈雑言を吐き、苦痛に歪むというのが俺に刺さりすぎる。これからも読み続けようと思った。

このレビューの作品

嗤う女騎士