概要
これは救いようのない物語。救われることなき幻想譚――
呪いを吐きだす妖刀と共生する殺人鬼、無意味な儀式に徹する宗教家、いじめ被害者の救世主、そして仮面の死神。
極北に位置する四人の物語が、破滅的危機概念C₃を巡り交わる時、人々に【幻想】を与えるニグラレグムの闇が、少年少女を蝕んでいく。
これは救いようのない物語。
救われることなき幻想譚――
※この物語は強姦・殺人その他犯罪を助長・推奨するものではありません。
極北に位置する四人の物語が、破滅的危機概念C₃を巡り交わる時、人々に【幻想】を与えるニグラレグムの闇が、少年少女を蝕んでいく。
これは救いようのない物語。
救われることなき幻想譚――
※この物語は強姦・殺人その他犯罪を助長・推奨するものではありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!【幻想】に縛られ引き寄せられる四つの運命、その結末は如何に。
四人の視点から個別に語られていくストーリー。それらが絡み合い一本の線へと繋がっていく展開は、計算を感じさせつつも勢いがあって力強い。次はどうなる? という期待と共に読み進められる作品です。
文体はやや硬めですが、物語の空気とマッチしていてよい雰囲気が出ています。展開が速めなのもあり、読み辛さも特になく次へ次へと読み進められます。
内心に秘めたる厨二ズムが示すまま若干痛めのキャッチを書いてしまいましたが、そういった系統の作品を好まれる方には文句なしにお勧めできます。個人的には死神さんの言語センスがすごい好きです。皆様もぜひに。