arrival-C₃ 楽園の守り人

作者 雪車町地蔵(そりまち じぞう)

40

18人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★ Very Good!!

 四人の視点から個別に語られていくストーリー。それらが絡み合い一本の線へと繋がっていく展開は、計算を感じさせつつも勢いがあって力強い。次はどうなる? という期待と共に読み進められる作品です。

 文体はやや硬めですが、物語の空気とマッチしていてよい雰囲気が出ています。展開が速めなのもあり、読み辛さも特になく次へ次へと読み進められます。

 内心に秘めたる厨二ズムが示すまま若干痛めのキャッチを書いてしまいましたが、そういった系統の作品を好まれる方には文句なしにお勧めできます。個人的には死神さんの言語センスがすごい好きです。皆様もぜひに。

★★★ Excellent!!!

 剣戟が生み出す火花のような、刺々しい命とその煌めき。
 例えばキャラクター達の名前も、世界が持ちうる固有名詞も、その意味だって、随分と厨二クサいじゃあないのーー読み進めながら囁く冷静な自分に、それが良いのだと何度も跳ね退けた。
 その端々に溢れるナニかに、自分の中のヒロイックな部分が震える。

 そんな雰囲気に呑まれている?

 ーーいや、まさかね。