雲江斬太

山の奥で仲間の達と共に、ひっそりと暮らす鬼の娘、楓。 ある日山菜を摘みに行った楓は、怪我をした人間の男を助ける。 男の名は頼秀。 この日から、鬼の娘と人間の男の逢瀬が始まった。…

自動車整備士の師弟コンビが、誰もが恋焦がれた伝説の車のメンテナンスに挑む！ KAC2022、10回目のお題は「真夜中」でした。 これもまた難しい。真夜中だったら何でもいいのか…

疲れた。もうやだ。カップラーメンの用意をするのもめんどくさい。 同棲していた恋人の陽斗（はると）が椰子（やこ）のワンルームを出て行ってから今日で五日目。 残業で疲れ果て、夕飯の…

笑うことが禁じられた世界。 それでも人々は笑うことをやめなかった――。 KAC2022四回目のお題「お笑い・コメディ」 もともと個人的なルールにKACはすべてコメディでいくと…

次元転移装置の実験が失敗し、博士と助手は爆死エンドのループに入り込んでしまう。

「俺がこの家の子じゃないって言ったら、どう思う？」 家族の中で、一人だけ血が繋がっていない。養子であることを俺に話してきた、親友の義弘。 悩みを抱える親友を前に、俺は気のきいた…

小さな頃から幽霊が視えるボクは、ある日、不思議なお兄さんに出会った。

KAC20222、二作品目！ これは昔筆者が実際にやった推し活。 当時大分に住んでいた自分は、連休を利用して滋賀県彦根市まで行った。最推のゆるキャラ、ひこにゃんに会うために！…

ソフィア・ハートは、航宙母艦「白童丸」の軍属として乗艦し、売店で勤務することになった。 売店では、隊服や徽章、パソコンのアクセサリから文房具。軍手や工具類など様々なものを販売し…

人知れず平和のために日夜戦う、色とりどりの五人のイケメンヒーローたちがいた。 彼らの名は、胸キュン戦隊イケメンジャー。乙女ゲームの攻略対象キャラをモチーフにした、悪役令嬢からヒ…

注意： この作品は掲示板風に書かれている箇所があるので横読み推奨です。 日本最大のインターネット掲示板53ちゃんねる。 そこに書き込まれたあるひとつの相談。 『妻がどうやら浮気…

駆け出し作家のyukiが、編集の小林に呼び出された。 二作目の原稿がどうも、ボツっぽい…… どうしても、二作目を書籍化したいyukiは単刀直入にボツの原因を聞き出そうとするけれ…

「赤いきつねと緑のたぬき」ショートストーリーコンテスト応募作品です。 といっても、あまり求められていない方向かもしれませんが。笑

　見た目がカピバラのドゥルギガーダ人との交流が始まり五百余年、宇宙にまで居住区を広げるほどになっていた。 　地球に発展をもたらしたドゥルギガーダ人との五十年に一度の親善ロボット対…

とある工場で働いていた頃、休みの日にかかってきた一本の電話。取ってみると相手は上司で、今すぐ仕事に出てきてほしいとのこと。 渋々OKの返事をしたものの、それがまさか、あんな悲劇へ…

バイト先の先輩からひどい仕打ちを受けているヘッピリの山本。 些細なことですぐに「ヒィーッ！」と情けない悲鳴を上げてしまうヘッピリ具合。 そんなある日、彼は夢の中で悪魔と契約をして…

【初出：2017年】 【2020年1月（旧アカウント退会直前）時点での星：★82】 変身ヒーローの世界には数多くの掟がある。 「敵はヒーローが変身するまで待っていてくれなければ…

亡くなった祖母の京都の染め糸屋をついだ麻琴（まこと）は、ピンチだった。 常連客は高齢でどんどん店からはなれていく、おのずと店の売上は右肩下がり。 東京の母からは、店をやめて帰…

オカルトマニア、鹿嶋麗子の通う学校には七不思議がある。あるのだが……。 それは何ともふざけた、怖くない怪異ばかり。 これじゃあダメだ。七不思議はもっと、怖くなければいけない。 …

『新作短編小説募集「夏」』によせて、夏の思い出っぽいものを書いてみました。

とある田舎町の小学校。 怖い話が好きな男子が数人、トイレの花子さんを呼び出す儀式を行った。 これは筆者が、小学生の頃に体験した実話です。

　僕は「カクヨムで五千万字を読む！」を目標にして読んでいます。結構いろいろ読ませてもらったのですが、もったいないって思うときがあります。内容自体は普通におもしろいのに、読みにくい…

　ラーメン店の店主の妻が殴殺された。 　被疑者は彼女の身内の三人に絞られた。 　現場にはダイイングメッセージらしき暗号が残されていた。 「△　ｎ＝６　１＝北」 　捜査の一環と…

携帯電話が学生にも浸透し始めた頃、我が家の電話にも大きな変化が訪れた。 それまで使っていたのは、ダイヤル式の黒電話。しかし新たにやって来たのは、プッシュボタン、留守電、ファックス…

夏になると始まる、水泳の授業。それは、自分の通う高校でも変わらない。 普通のプールを使って行われる、普通の授業。だけど一つだけ変わったところをあげるなら、男女で同じ更衣室を使って…

◆◆KAC20212参加作品◆◆ 小さな運送会社の社長・巽は、謝罪のために客先を訪れていた。 それが終われば、休む暇もなく次の配送へと向かう。 何があろうと走り続けなければなら…

★★★KAC2021参加作品★★★ とある病院の面会ルームで、彼女は年老いた母親と話をしている。 新型コロナの影響で彼女の息子が通う小学校が休校となり、いわゆる「おうち時間」を余…

コロナ禍の真っ只中、都内の大手IT企業に勤めるキャリアウーマン・香坂 佳乃（こうさか よしの）は、上司から緊急の仕事を言い渡される。 作業自体は難しくないものの、ボリュームが半端…

「ラストが見事な短編ミステリー特集」で紹介していただきました。 https://kakuyomu.jp/features/16816452218472865308 グランドン王…

　お客様は召喚され落ちてきた勇者様です。 　顔合わせは椅子に縛り付けられると言う残念な姿でしたが、たとえ勇者様でも召喚時はチートな力は使えないので、そのまま森に放置ではすぐに死ん…

高橋は、隙あらば私を見てくる。 服装なんて関係ない。 私を見てくるその目がエロい。 何で私はこんな奴と友達なんだろう？

世界中の人間が異世界に召喚されたのに、自分だけが地上に取り残されてしまったら。 「じゃないほう」に選ばれし勇者の孤独な戦いがいまはじまろうとしている。 硬派な終末ものの設定を…

中高生向けの短編。

★★★「５分で読書」短編小説コンテスト参加作品★★★ 多感期の女の子が初めてお化粧をしたときのお話です。 昔書いた作品をコンテスト用にアレンジしました。 よろしければ、５分間お…

私の名前はカスミ、中学2年生の14歳。 とにかく小さい頃から、霊体験豊富で困っています。 金縛りどころか、ハッキリ・クッキリ視えてしまうんです。 てかさ～何だか幽霊にモテモテやね…

それは罰などでは無く祠の呪いなのかも知れない。

46cmリボルバー砲を手に南極怪獣と闘う超巨大ロボット［ドンデンガー］の活躍を書いたいた激アツ小説だ！！！

【まえがき的なやつ】 『サクサクさんのいいアイデア』が『５分で読書：最後はかならず私が勝つ』に収録してもらえることになりました。 【書籍の紹介ページ】 https://www.…

この物語は、当時、最高の戦国武将といわれた今川義元に攻め込まれた織田信長の物語です。 戦国時代、最大のどんでん返し。 いかに彼はこの勝負に挑み、向かったのか！ 織田信長、勝負…

「悪い、あと頼む」――もうひとりの日直に仕事を任され、一人残った志方隆。 終わって廊下に出てみたら、何かちょっと空気が違う……？ 『「５分で読書」短編小説コンテスト』 ホラー部…

　駆け出しの冒険者兄妹は、洞窟の奥で予想外のアクシデントに見舞われる。 　命からがら町へと帰ったリセアに、ベテラン冒険者、ヨウキが声をかける。 　パーティを組むことになったヨウ…

※ゆあん様の自主企画「筆致は物語を超えるか【空に走る】」参加作品です。 ※フレーズ評価、コピペＯＫ。 　なお、プロットの詳細は下記をご覧ください。 https://kakuyom…

ゆあんさんの自主企画『筆致は物語を超えるか【空に走る】』参加作品です。 初稿では１万文字を越えましたけど、今一つ描きたいものが描けていない気がして。だけどせっかく書いたのにこの…

『大事な話がある』 そう言って、娘が家に彼氏を連れてくる事になった。 しかし、娘ももう立派な社会人。何でもいちいち親に相談する歳でもないだろうに。そんな改まって、いったい何を言…

仕事終わり、私は真っ暗な町の中を歩いて帰っていたけれど、ふと背後に気配を感じた。 その時ふと思い出したのが、幼い頃にお婆ちゃんから聞いた、妖怪送り犬のお話。 もしも気配が気にな…

筆者の実体験を元に書く、ご当地ホラー第三弾。 実体験と言っても、実際に怪奇現象を体験したわけではありません。経験した地に足のついた出来事を元に、もしもこの時に怪奇現象が起きて…

筆者の実体験を元に書く、ご当地ホラー第一弾。 実体験と言っても、実際に怪奇現象を体験したわけではありません。経験した地に足のついた出来事を元に、もしもこの時に怪奇現象が起きてい…

ライアン・ケリーは、アメリカに本社を置くヘッドハンティング会社のスタッフ。弱冠三十二歳ながらその手腕を買われて日本支部の責任者を務めている。 主な仕事は、日本で企業活動を展開する…

夏祭りに、くじ屋で当てた笑い袋。 袋を押せば、『ワハハハハ』という笑い声が発せられるだけの、簡単なオモチャ。だけど私にとって、その笑い袋は宝物だった。 そう、あの日までは……。 …