未来……光の速さ……もうそれだけの単語を聞いて涙もろくなりますよ。
亡くなったはずの人から、メールが……。心が温まる素敵な物語でした。
これぞ良作!という一品。元は1万字あったものをダイジェストにとのことでしたが、接ぎ穂も不自然でなく、中身がぎゅっとつまった満足感。このような良品に出会えるのは、小説読みの醍醐味です。
夫を亡くした葵のもとに、一通のメールが届く。数光年、宇宙を超えて……。亡くなった人が末来の自分を励まし、そして支えてくれる。想いが薄れるのではなく、力強く広がっていく。舞台は宇宙と地球で、経過する時間が一瞬であるのと永遠であるのが同時に思われる不思議な作品でした。葵のペンを動かした最高傑作、飛行船に乗って旅する冒険物語、読んでみたいです。^-^
葵の夫詞は、夢を追いかけて転勤数年、あるいは十数年もどらない予定とはいうものの快く送り出した。その転勤の間に事故に遭い、帰らぬ人に。以来、小説家の葵は仕事ができなくなってしまう。詞の仕事は、なんと宇宙探査船の乗組員。ワープ飛行に移るときに事故に遭ったのでした。めぐりあい宇宙。宇宙と書いてソラと読む。って感じですな。
小説が書けなくなった主人公。なくなったはずの人からメールが……。 感動作品です。主人公にとって、かけがえのないメールですね。
こんな最高の作品をありがとうー!!って、世界のすべてに叫びたいです!!