京都西陣の染め糸屋は、猫の手もかりたい

作者 澄田こころ

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★★★ Excellent!!!

主人公は、祖母から引き継いだ店をなんとか軌道に乗せたいんですが、その方法がわからない。

そこに謎のイケメン登場。
彼、京大に学ぶ学生で、過去の恩返しだと、店にアルバイトに。

そして、昔からの知り合いの、兄ちゃん。
しっかりして頼り甲斐があって、素敵な大人の男性。

この二人の間で、主人公は染糸の小さなお店の赤字を、どう解消するのか、そこが面白いです。

ほんわかとお読みください。

★★★ Excellent!!!

祖母のお店を継いだ主人公『麻琴』と、そこに現れた自称昔お世話になった『猫』である『しろ君』、それに主人公が恋心を寄せるいとこ『純兄ちゃん』の恋とビジネスとファンタジーのお話です。

しろ君は、自称『猫』なのですが人間だし、ビジネスに明るいし、最初から麻琴の事好きっぽいし謎が多い存在。
対して麻琴はいとこの純兄ちゃんに恋心を寄せていて、そこには見事な三角関係が存在する事になります。

まだ物語は始まったばかりで、麻琴が祖母から受け継いだ染め糸屋『リンカネーション』を立て直そうとする段階がメインに書かれています。
でも、麻琴は鈍くさいみたいで、そこにはしろ君のナイスフォローがたくさん入ってきますし、純兄ちゃんも絶妙に絡んできます。

染め糸とアンティークのお店が醸し出すふんわりした雰囲気を作品でも体現するかのごとく、ものがたりもゆったりふんわりと進んでいきます。
このお店をビジュアル的に見てみたくなりますね。

まだファンタジー要素は色濃くないけど、お話のそこら中にファンタジーの伏線が張られているように見受けられますので、これからファンタジーとしてもどうなっていくのか楽しみです。
もちろん、三角関係の行く末も楽しみです。

色々な要素が詰まったこのお話、不思議な世界に足を踏み入れてみませんか?