学校のプールの更衣室が男女共用だった話

実話に忠実なのでしょうね。
小説だったらオラオラとギャルがやってきて
見張りがなにか言う前に放り投げ、
水着に着替えようと丸見えになっている男子のお尻を
なでまわすところです。
そんな小説は書きませんね、無月兄さん。
ごめんなさい。

でも、なにか起きないかなーと期待はしました。

男女同じ更衣室でストーリー上では間違いは無かったけど、ありがちな展開ならここで顔合わせて「誤解だよ」みたいなコメディ展開になると思いきや、そんな展開が無くても、それまでのやりとりが面白い

いや、最後の作者の言葉に同意です。
詳しくは作品を読んでください、みんな大きく頷くことでしょう。

ここから内容に触れます。
確かに学校側からしたら男女共用でも問題ないのかもしれないけど、少数派の男子の立場からしたらミスがあってはならないと震え上がっちゃいますよね。
緊張感がひしひしと伝わってきました。
せめて男子or女子使用中のプレートをつけて、最後の人がそれをはずすようにするとかすればいいんですけどね。
随分アバウトな学校で苦労しましたね！
共感満載のエッセイでした。

「うちの学校、なんでプールの更衣室が男女共用なんだろうな」


ほぼ実話というのがうけます。

男子の緊張感が面白いです。

もう、こんなに面白いほぼノンフィクションには、なかなか出会えません。
緊迫感が、ハンパないです。

なんでしょう。
授業ですよ。
補修ですよ。
それなのに、この悩ましさ。

男子高校生たちの、清らかで可愛らしいこと！

いえ、処世が判断させたのは分かるのですが、青ざめながら必死に難局を潜り抜けようとする、その涙ぐましい努力！
そして、美しい共助！

この流れが、また読みやすく巧いことドキドキする筆致なんですよ、美味しい！

たぶん、ときどき思い出して笑うと思います。
楽しい時間を、ありがとうございます。
ひとの苦労を笑ってしまって、ごめんなさい。

『 直観』という恐らく現在カクヨムユーザーを悩ませている題材で、あろうことか作者は実話をぶつけてきた。
ちなみにこのお話は、以前エッセイで伺っていた。……が、まさかお題小説にするとは思わなかったよ……。

当たるか当たらないか。
登場人物の様子から伝わる、ハラハラとした緊張感。
そして皆して思うことは、

｢予算けちんな学校！！！怒｣

時間ずらせば大丈夫、じゃねえんだわ！！怒