いやぁ、笑った笑った。なのにキュンキュンドキドキして、凄い面白い作品でした。
二作目がなかなか出せないTL小説家yukiと、編集の小林さんの話なんですけど、yukiが小林さんにした「お願い」からして笑えます。
そして、それに翻弄されながらも必死に応える小林さんのドキドキさ(ムラムラか?)加減の表現と、いつも冷静なyukiの対比が爆笑を誘います。
そして、物語の端々にあるyukiの天然ボケさが声を出して笑わずにはいられません。
こんなに爆笑したの久々かも。
なのにときめいちゃうんですよ。キュンキュンしちゃうんですよ。
あぁぁ、続き読みたい!!!
短編なのが惜しいっ!!!
ってくらい面白いのでオススメです!!
小説を書かれている方なら誰でもぶち当たる壁。
それはいかにリアルな描写を伝えられるか、だと思います。
こちらの作品のyukiさんは、悩めるTL(ティーンズラブ)作家さん。
TLといえば、イケメンとのキュンキュンな恋愛疑似体験を求められます。
そしてその中で特に重要なのが、読者までとろけてしまいそうな甘い性描写。
それを、yukiさんは書けないのです。
だって、経験がないのだから。
そんな時、皆様ならどうされますか?
いろいろな解決方法があると思いますが、yukiさんが思いついたのは、編集の小林さんを巻き込んだとあるレッスン。
こちらは是非ドキドキしながら……より、笑いながらお楽しみ下さい。
yukiさんの思考回路が明後日の方向へ向かう中、それでも生み出される素晴らしい描写。
もうですね、笑うしかないんです。
しかし同時に甘やかな雰囲気も楽しめるこちらの作品を、是非皆様ご堪能下さい。