風間浦

【あらすじ】 小川町の料理人、忠七は悩んでいた。年来の付き合いである山岡鉄舟から、禅味のある料理を食べたいと言われ、それをどう作るのか悩んでいた。 一方の山岡鉄舟は、禅に、剣に、…

御年８８歳を迎えるカメコさんの体力年齢は、なんと４０代！ 日々のトレーニングのおかげだが、その過去には悲恋が……。

【あらすじ】 中国・北宋の末期、旧法党と新法党の党争という、国を割らんばかりの争いは極致に達し、時の皇帝・徽宗（きそう）の宰相、蔡京（さいけい）は新法党を称し、旧法党の弾圧を強行…

外国の観光客を乗せて鳴沙山と月牙泉をめぐるだけの暮らしに飽きた２頭の駱駝が、満月のゴビ砂漠で見たものは……。

節約家にしては奮発した腕時計は後半生の羅針盤　　　　　　　 １０年後、秒針は正確な時を刻んでいるだろうか

【あらすじ】 現代の中学生、善田鉄太郎は、同級生のさくらの提案する「オンラインランチ会」に頭を抱える。 料理なんかしたことがない、しかも頼みの親は海外出張中で、鉄太郎としては進退…

【まえがき的なやつ】 『料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト』への参加作品でしたが、落選したのでエブリスタの『新星ファンタジーコンテスト　料理/グルメ』に…

平清盛、建礼門院、安徳天皇、源頼朝、北条政子、九郎義経、木曽義仲、後白河法皇……。 綺羅星のごとく居並ぶ登場人物のうちでも、わたくしの一番の推しはこの人・安達新三郎清経。

1990年代前半、トウカイテイオーの出走レースと主人公の馬券にまつわる物語。筆者の実体験をベースにしたフィクションです。

銀幕のスターに魅せられ、仕事ひと筋でここまで来たけれど。 時代の波に洗われて閉業し、シニアになって初めて恋をした。

少年ルーツは若くして強力な魔法を使いこなす魔道士であり、平民でありながらサナ王女と親しい関係にあった。 ある日、強大な帝国の力に国が敗北し、ルーツとサナ王女は離れ離れになる。 …

あのひとを追っていた「僕」のひと幕。 小さなころはきっと、お姉さんに手を引かれていたこともあったのだろう。 こういうことって、たぶん色んなところで起こっているんじゃないかな。 …

珍しい漢字が運を呼びこむ。

山岳地帯の未踏走破を目指す硬骨漢・天童信介のもとに、怪僧・泰彦が訪れた。泰彦は奇妙な夢を見る人々の相談を受け、丹沢奥地への探索を持ちかける。さらに、山岳部の部長・八咫上実隆を巻き…

四谷軒さまの自主企画「『太平記』の世界」参加作 延元元年。新年の戦の余波が燻る今日の都にて、一人の武人が弟と酒を酌み交わします。 不世出の智将の胸のうちに去来する想いとは？ …

企業戦士の夢から醒め、高校時代の文芸部の世界に回帰する。

七月七日。 クラスメイトの九堂くんは自殺をした。 彼の家の近所のマンションの踊り場からの転落。 遺書らしい遺書は見つかっていない。 でも、ボクは知っている。 彼がなんで、自…

時は平安。 大江山に鬼の首領が居を構え、都に降りては悪さをすると言う噂が都のパリピたちを震え上がらせていた。 彼らの仕業とされる犯罪の数々に悩まされた朝廷は、当代きっての武人と評…

　図書委員の牟佐　詩織（むさ　しおり）の放課後はいつも手持無沙汰。 　それと言うのも図書室に本を借りに来る生徒がきわめて少ないから。 　そんな図書室のミューズのもとに訪れるのは……

【あらすじ】 南北朝時代、南朝の宰相、そして軍師ともいうべき、准后（じゅごう）・北畠親房、死す。 その兇報と共に、親房の臨終の言葉として、まことしやかに「その一言」が伝わってきた…

幼馴染のユキは美人だ。 優しくて、家事も完璧。きっと将来いいお嫁さんになるだろう。 僕はそんなユキと結婚すると思っていた。 そして、僕たちは一緒に迎える何度目かの夏祭りの夜、初め…

日本有数の大企業に奇跡的に入社した筈の竹内有樹は、 上司に妻を寝取られ、左遷されて山間の小さな街、萱平に押し込められる。 山間の黄昏の中で、有樹の時は止まり続けていた。 寝取られ…

戦国武将で有名な信長、秀吉、家康よりも熱き男。 伊勢新九郎に私は恋をした。 聡明で行動力ある男。 民を愛し民に愛された男。 新九郎こと伊勢宗瑞。 号は早雲庵宗瑞。 後北条氏の祖…

これは勇者が魔王を倒した後の物語。とある勇者と、とある少女にまつわる話。 ※小説家になろうにたまにあげているシリーズです。

おばあさん店主の話し相手は山の動物たち　全16話

「ジルベール、貴方を追放するわ」 　――そう言ったのは、冒険者パーティー『赤き翼』のリーダーであり、俺の幼馴染であるクレマリーである。 「それが嫌なら――」 「分かった」 「え？…

丸山和彦、投手、24歳。霜月玲奈、捕手、24歳。 日本シリーズ第7戦、9回裏1点リードの場面で二人をマウンドに送り込んだ東京セネターズ監督名村勝成。 勝負の結果は如何に。 本当…

湯船で松山千春さんを聴きながら、行く末の在り方を思う。

所属していた部活の大会で戦犯的なミスを犯してしまった高校三年生の下野優人。高校生活最後の大会、活躍を期待されていた部活を敗退させる原因になってしまったことで、優人は学校中から標的…

自殺した死者とだけ会話をすることができる電話があるらしい。 死者へと繋がる公衆電話の管理者である道端健悟の元へ三人の依頼人が訪れる。道端は死者と会話をするための条件を伝える。 …

これは追放ものの短篇です。 大丈夫！　王道の追放ものだよ！ ※小説家になろう・ハーメルン・ノベルアップ+・PIXIVにも投稿してます。 ※ざまぁもありますが、基本的に胸糞は少な…

太史慈が生きた時代は乱世へと世情を変えつつあった。 そんな中、公文書を破って敵をつくり、なぜか変人マニアに愛され、最強の漢と一騎打ちを演じる。彼は激動の時代で、ついには独立し自ら…

コロナ渦で、家に籠っている時に、小説を書こうと思い立ちました。 過去に、何度も決意しては倒れていました。 下手くそでもいい。最後まで書き切ろう。そう、決意しました。 最初の題材は…

　終戦後も戦場の悪夢に囚われたままの追放聖女と戦禍の記憶を消し去りたい銃後の人々の物語。 　僕の婚約者はかつてセプテントリオの妖精姫と呼ばれていた。 　銀糸のような癖のない髪に…

出会ったのは心やさしいオーナーと馬主の女性。全３話。

帰宅すると俺の家のキッチンで幼馴染が料理してる。 俺の好物の鶏唐なのは有難いが、風呂にまで入ってくるとは思わなかった。 ※「幼馴染が俺の布団に潜り込んで出ようとしない話」シリー…

『男２人＋女１人』の仲の良い幼馴染。 いつまでもその関係が続くと思っていたのは俺だけだったようだ。

野林緑里様の質問企画に答えるために作った作品？　ですが、何となくそれだけだと勿体ない気がしたので、他に思いつく内容をちょこちょこ書くことにしました。 書くことに関してはやる夫スレ…

戦国の武蔵野に覇を唱える北条家。 しかし、足利幕府の名門・扇谷上杉家は大規模な反攻に出て、武蔵野を席巻し、今まさに多摩川を南下しようとしていた。 この危機に、北条家の当主・氏綱は…

学校ではクラスメイトのいじめを受け、家へ帰っても自分を待っていてくれる家族などいない高校1年の男子。 もう全てを投げ出してしまいたい。そう思いかけた彼を、風変わりな若い男が引き止…

今まで引いた俺の彼女ガチャは。 ＢＳＳＲ、木村愛莉。 ＮＴＲ１号、暮林美衣。 ＮＴＲ２号、小島亜希。 まあ見事にハズレばかりだった。 そんなネトラレアばかりだった人生にサヨ…

「こんなぼくで、ごめんね、かあさん」

ただの平社員、渡辺政樹は代わり映えのしない毎日を送っていた。 ある日、自分の「毎日」が膠着していると感じていた政樹は 上司から自分の娘と見合いをしないかと誘いを受ける。 膠着し…

《カクヨムWeb小説短編賞2021短編特別賞》 【あらすじ】 利休に切腹するよう伝えよ――そう命じられた「私」が、堺に蟄居する利休の茶室を訪れる。 利休は「私」に「きょうを読む」…

６つ上の教育担当だった先輩は僕の幼馴染で心に決めた想い人。 突然退職する事になったけど『寿じゃない』と聞いて一安心。 だけど送別会で……。

【あらすじ】 幕末の終わり近く、薩摩と幕府の緊張はこれ以上ないほど高まっていた。折りしも、その薩摩と長州を同盟させることに成功した坂本竜馬は、薩摩と幕府の間の争いを止めるべく奔走…

王太子を殺害したとみなされる聖女アリスは、異端審問にかけられる。 聖女アリスは『決して嘘をつかない』と異端審問特級神官に告げ、その晩、いったい何があったのかを語る。 果たして、神…

実家の食堂の閉店危機を回避するため、新機軸の武蔵野名物うどんの試作を続ける大学生小原鈴菜と幼なじみの芦辺穂香。 二人はよい案を授けてもらおうと古くから地元で尊ばれている荒神さんに…

今は昔、戦国の世の物語―― 父・北条氏綱の死により、北条家の家督を継いだ北条新九郎氏康は、かつてない危機に直面していた。 領国の南、駿河・河東（駿河東部地方）では海道一の弓取り…