俺の球はあいつしか受けられない。　

後編まで、あっという間に読みきってしまいました！

監督とコーチのセリフの応酬から、まさか、最後に、こんなドラマチックな展開が待っているとは！

捕手のことを女房役というのは、使い古された表現ですが、玲奈という強気の文字通りの女房キャラは、野球モノ作品にとって、新たな境地ではないかと思いますm(__)m

野球というゲームの手に汗握る緊迫感とバッテリーの二人の恋模様のドキドキ感がハイレベルで噛み合って、とても高揚した読後感を味わうことが出来ました！

自分が、子供の頃に憧憬の視線を送っていた『高速スライダーの使い手』を思わせる投手コーチの出番にもニヤニヤ(笑)

素晴らしい作品を読ませていた…続きを読む

短編の三部作の中に、ハラハラドキドキ、そして読み終わった後の最高の歓喜！　主人公（投手）と、幼馴染みの彼女（捕手）を守護する彼の気持ちをどうか、味わい尽くしてください。

読了して、野球に対する見方が変わりました。
TVなどで観戦している限りでは、野球選手の内面までは
あまり読み取れないことが多いのですが、じっさいには、
非常に繊細なココロの動きがある・・・ということを知り、
とても勉強になりました！

俺が打たれたら、玲奈が打たれたのと一緒だ。

この一文が良かったです。…_〆(ﾟvﾟ*)☆

　ちょっと不思議な野球ドラマです。

　大投手ですが、ちょっと難のあるヒーロー。負けん気の塊のヒロイン。野村監督を彷彿とさせるボヤキ。どれも魅力的です。

　特に最後の戦いは、手に汗握ります。早くコロナ禍が終わって、皆さんで遊びに行きたいですよね。手に汗握る展開は、良い気分転換になると思います。