概要
神の名のもとに、嘘をつくのは誰であるか?
王太子を殺害したとみなされる聖女アリスは、異端審問にかけられる。
聖女アリスは『決して嘘をつかない』と異端審問特級神官に告げ、その晩、いったい何があったのかを語る。
果たして、神の名のもとに、嘘をつくのは誰であるのか?
※第三回偽物川小説大賞参加作品
※テーマ『神』
※作業用BGM 『宗教』椎名林檎
この作品はすべてフィクションです。
聖女アリスは『決して嘘をつかない』と異端審問特級神官に告げ、その晩、いったい何があったのかを語る。
果たして、神の名のもとに、嘘をつくのは誰であるのか?
※第三回偽物川小説大賞参加作品
※テーマ『神』
※作業用BGM 『宗教』椎名林檎
この作品はすべてフィクションです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!神の門はすべてものに開かれている。
癒やしの力を持ち、聖女とあがめられるアリスが王太子を刺殺した。彼女は果たして悪魔に魅入られたのか? 異端審問官グレーテルにより記録=アリスの一人語りと、二つの新聞記事によって語られる、異世界歴史ミステリー。
タイトルの段階でアリスがどうなってしまうかは一目瞭然なのですが、そこへ至るまでの問答が非常にドラマチックでした。問答と言っても、グレーテルの台詞は直接には書かれないのですが、二人のやり取りから舞台となる國での「神」と信仰の在り方が垣間見え、非常にやるせない気持ちになります。
歴史的にも、政治と宗教の軋轢はひんぱんに起こる出来事でした。いかなる経緯で事件が起こったのか解き明かされた…続きを読む