【秘匿】異端審問特級神官グレーテルによる異端審問会記録 三


 ご機嫌よう、グレーテル司祭。

 本日もご一緒できること、嬉しく存じます。

 それにしてもずいぶんと顔色が悪くいらっしゃる。

 なにかございましたか?


 ……ああ、王太子殿下の居室をお調べになられたのですね?


 それであれば、そのような顔をされている理由も察せられるというもの。


 もしも、貴君らが考えるように、前からわたくしと殿下が褥をともにするような仲であれば……。

 いくら聖女の居室であれといえども、他者に見つかる可能性は大きい。

 もちろん、口止めをするなりなんなりしてもよろしいでしょうが……その場合、わたくしは教皇猊下にも口止めを願い出た、となります。

 しかし、それは奇なること。教会は聖女が必要以上に王族のかたがたと親しくなられることを恐れております。ゆえに、頻繁に王族のかたと、隠れて会おうとするならば……それは教会内部に耳目を届かす教皇猊下に知られることとなる筈。そしてその行為を止めようとされたでしょう。

 ですが、教皇猊下は、いまに至るまで、わたくしと殿下が、聖女と王族以上に親密な関係になっているとは認識しておられなかった。

 その時点で、わたくしと殿下がそのような関係になっていない、という証左でもありますが……。

 ええ、ですので。もしも隠れて二人で会おうとするならば、教会内部よりも王城のほうが都合がいいはず。なにより、王族がたは常に聖女の身柄を欲しておりましたしね。隠匿することもできたでしょう。

 それでしたら、教皇猊下が気づかれない可能性もある。

 きっとわたくしの部屋はもう、お調べになられているのですよね? 人が一人死んだ部屋でございますもの。それが殺めた本人の部屋であるなら、なおさら。


 グレーテル司祭。神に仕えし友として、貴君に問います。

 審問にかけられているわたくしが問いをすることはおかしく思えますか?

 聖経典ミリヌダの典、1の1。『常に問い続けたまえ。それが神につながるかを』とある通り、わたくしは問いかけたいのです。

 わたくしは聖女であり、貴君は司祭。同じ神に仕えし友へ、問いを咎めるほど、異端審問は神の教えに狭量で在られますか?

 寛大な心、嬉しく存じます。

 さて。


 わたくしの部屋から、わたくしが悪魔にとりつかれた、と断じる証拠はでてきましたか?


 ――聖経典シダルタの典10の8の教句、『みだりに神の名と答えを口にしてはならぬ。沈黙がまことの言葉となることもあるのだから』。

 ええ、わたくしの問いに沈黙を答えとした貴君のお言葉を受けとりましょう。


 たとえ、教皇猊下含む枢機卿のかたがたから、些細なものであろうとも悪魔の印として示せと命じられていたとしても。貴君は、己の信ずるところに則り、嘘を口にできなかった。

 まことに素晴らしい。同じ神に仕えし友として、敬意を表します。貴君のような友がいてよかった。

 では、もう一つ問いをさせてくださいませ。


 王太子殿下の居室から、王太子殿下が悪魔にとりつかれた、と断じる証拠はでてきましたか?


 ……ああ、友よ。我が友よ。

 そのような顔をしないでください。

 嘆きを我慢しないでください。憤怒を堪えようとしないでください。

 友よ、貴君の嘆きは我が嘆き。貴君の憤怒は我が憤り。

 共に背負わせてください。

 何故ならば、わたくしと貴君は、友であり、そしてわたくしは聖女なのですから。

 よいのです。口にせずともよいのです。

 貴君の沈黙が答え。


 王太子殿下は、悪魔に魅入られていたのですね?


 ああ、やはり、そうだったのですね。

 だから殿下は、わたくしを部屋に呼ぶことはできなかった。悪魔と通じるものを聖女であるわたくしに見られてはいけなかったから。

 きっと、隠し部屋などにあったのでございましょう?

 たとえば、悪魔の声を聞いたと記す日記や、異端となる魔法陣。神に捧げるべき供物を奪い、悪魔へと捧げる祭壇。

 それこそ――異端審問官が異端と断ずるにふさわしいものたちが。


 答えなくてもよいのです。友よ。答えられないことに悩むことはありません。その苦しみは無用です。


 貴君は真実を話せない。


 何故なら――悪魔に魅入られたのが王太子殿下であったならば、わたくしが異端審問にかけられていることが間違いであると、認めることとなるから。

 けれど、気高き志を持つ友よ、貴君は原初の十の約束に従い、嘘を述べることもできない。王太子殿下は悪魔にとりつかれていなかったなどと、口にはできない。


 あの日。なにがあったのか。


 貴君はもう、おわかりなのでしょう?


 確かに殿下は門をぬけ教会へとはいりました。聖女に呼ばれたと。そのためには呼ばれた証を示さねばなりませぬ。きっと、わたくしが王太子殿下に書いた手紙を使ったのでしょう。もちろん、わたくしはあの日、あの夜、王太子殿下をお呼びする手紙を書いてはおりませぬ――ですが、過去の手紙であれば、違うのです。

 おそらくその手紙は、昨年、地方で川の氾濫が起こったときのものかと思います。あの時は教会も王城も慌ただしく、わたくしもできることはないかと、この癒しの力でできることはないかと、急ぎご相談したいというむねを書き留めて王太子殿下に送っておりました。

 あのとき、結局、わたくしは何ひとつ、奉仕することを許されませんでしたが。

 門番からしてみれば、わたくしの自筆の署名と、そのような文面があれば、それが一体『何時』書かれたかはわかりませぬ。とくに王太子殿下相手ともなれば、深く疑うことは難しかろうと思います。決して、衛兵の職務怠慢を責めはしないでくださいまし。


 わたくしの部屋に訪れた殿下は、わたくしにワインをすすめ、そして睡眠薬を飲ませたのでしょう。

 きっと、最後の果実水にいれたのかと。侍女を何度も食堂と行き来させたのは、おそらく、わずかな間とはいえ、わたくしと殿下以外が部屋にいない時間を作るため。

 もちろん殿方と同席するときは侍女を控えさせるのが常でございます。しかし、ほんのすこし、果実水を食堂へとりにいく間など、ワルツ一曲分の時間もかかりません。

 もちろん最初は注意をしておりましたが、最初のワインには確かに薬ははいっておりませんでした。ですから、許してしまったのです。その後、ワインに合う果実水を探すという名目で、たびたび侍女が席を外すことを。

 そしてはわたくしは、おめおめと飲んでしまいました。最後、林檎の香りのした果実水をいれたワインを。ええ、あの香りだけは、よく覚えております。

 そのあとは、なんとでもなりましょう。わたくしが酔いつぶれて寝てしまったと、侍女に伝え、自分も帰るから、侍女も下がればよいと、言ったのかもしれません。それか直截的に、朝まで部屋に近寄るなと命じたのかもしれません。


 そのあと、王太子殿下はどうしたのか。

 悪魔の声を聞き、わたくしという存在を殺めようとしたならば、このようなことにはなっておりませんでしょう。

 王太子殿下が選んだことは眠るわたくしの服を脱がし、わたくしの身体を貶めることでした。

 欲望のはけ口という行為でもってして。


 殿下は幾度もわたくしの肉体を貶めました。小さなナイフをわたくしの首にあてながら。

 目が覚めたわたくしは、殿下の油断を待ちました。

 やめてくれと乞いながら、だんだんと力をなくしていくわたくしの様子を見て、殿下はもうわたくしが抵抗しないと判断したのでしょう。

 ナイフを手放し、わたくしの頭の横に置きました。

 そして、わたくしは殿下が一番油断する瞬間。

 そう、わたくしの肉体のなかに、殿下が精を放逐するときに――わたくしは、そのナイフで殿下を刺しました。 


 今の貴君なら、わたくしの言葉が嘘ではないとわかってくださいますでしょう。ええ、でも、頷かなくてよろしいのですよ。

 

 だって貴君は――教皇猊下や枢機卿の方々から、王太子殿下が悪魔に魅入られた証拠を隠蔽せよと、命じられたのでしょう。

 そして聖女たるわたくしを、悪魔の声を聞いた魔女として裁けと命じたのでしょう。


 敬虔なる神の信徒である我が友、グレーテルはその不条理に、不義理に、嘆き憤っているのでしょう。

 でも、仕方ないのです。

 だって――先日と違うのは、殿下が悪魔崇拝を行っていたらしい、という一点だけ。

 それ以外はすべて推測にすぎませぬ。

 わたくしが悪魔の声を聞いていない、ということは何ひとつ証明されていないのですから。


 グレーテル司祭、貴君に伝えていなかったことがあります。

 わたくしは、あの夜。聞いたのです。

 わたくしの上に乗り、野獣のような、いえ、まさに『人間』らしい顔をされた殿下がおっしゃっていたことを。


 『神の声を聞いたのだ。神がこうせよとおっしゃったのだ。そうすえればこの国のすべては自分のモノになる』と。


 ――戦争が終わり、この国には平和が続いておりました。

 その際に望まれるのは武勲ではありませぬ。健やかに民を導くこと。

 民の声に耳をかたむけ、民の生活を守ることに尽くせば、国王として立派でしょう。

 ですが。王太子殿下は武に秀でておりますが、政務には疎くていらっしゃる。そのことを国王陛下が不安に感じているのは、城に近いものであれば知っておりました。

 その責任感と不安に苛まれるなか。同じ年ごろの聖女がいるというのは邪魔であったのでしょう。民からの支持が二分される、と。

 わたくしは清貧を常とし、癒しの力を用いて、民とともにありました。民から信任を得ている自負があります。

 そんな聖女を懐柔できればそれでよし、できぬのであれば、聖女の地位を奪うか、支配下にしようと考えたのでしょう。

 いえ、殿下の意思でそう考えたのかはわかりませぬ。殿下が聞いた声とやらに誘導されたのかもしれませぬ。

 ですが。結局、その声に従ったのは殿下自身です。


 そう。殿下はわたくしを殺めるのではなく、聖女の資格を奪おうとしました。


 ――姦淫の罪によって。


 ……ああ、そんな怪訝な顔をしないでくださいませ。いえ、ああ、でも。

 申し訳ございませぬ。もちろん真剣に話をしているのですが――


 おかしくて、笑いが止まらぬのでございます。


 姦淫、よりにもよって姦淫の罪! それでわたくしを貶めようとするなど!

 ああ、ほんとうに、そのようなことでわたくしを、聖女を貶められると、本気で思っていたなんて!

 ええ、あのとき殿下は錯乱しながらも、淫蕩をむさぼることに夢中でございましたから、色々申しておりました。武に秀でてたこともあり、か弱い女のわたくしなど組み伏せてナイフで脅せば何もできないと驕ってらしたのでしょう。

 これでお前は聖女の資格がなくなるだの、聖女としてありたいならこのことを秘する代わりに自分の言うことを聞け、など。

 ああ、まことにおかしくてたまりませぬ。だって王太子殿下は、少なくともそれでわたくしの聖女としての資格が損なわれると信じていたのですよ?


 グレーテル司祭、なぜ貴君までそんな不思議そうな顔をするのです?

 まさか。特級司祭の貴君まで勘違いしているのですか?


 ――聖女は処女でなくてはらない、と。


 確かに原初の十の約束の六番目に『姦淫をせず』とあります。

 ですが、それだけです。性交を禁じることは聖経典のどこにもございません。もちろん我欲に耽り、淫蕩の限りを尽くし、人のものをとることは禁じられております。ですが、やはり、それだけなのです。

 それにしても王都の方々は、まことに愛おしくてあらっしゃる。


 なぜ地方の貧しい農村の娘が、処女のままでいると思ったのですか?


 姉の話をしましたね。死んだ姉のことを。姉の死後、わたくしが姉の仕事を引き継いだことも。

 ええ、ここまで言えばお分かりになりますでしょう?

 姉から継いだ仕事は、春をひさぐことでございました。


 とっくのとうに、わたくしは処女ではなくなっております。

 いくばくかの金銭を受け取り身体を差し出す。

 そうして生を紡いでいました。


 グレーテル司祭。貴君はそのような行為は堕落している、とお考えになりますか?

 草しか生えぬ畑を持ち、そんな畑を耕す力すらなく、他に稼ぎ手となるべきものもいないなかで、自分の身体を金に換える行為は卑しい、と?

 もしそうであれば、どうぞ今すぐに席を立ち、王都の裏路地を進み、角に立っている女性に、お前のしていることは卑しく下劣なものであると説教をし、彼女を救済するために力を尽くしなさい。

 それが彼女たちの誇りと尊厳を奪い取る、彼女たちの客と同じであることに気づかぬのであれば、そうしなさい。


 わたくしは少ない銅貨を受け取り、わたくしの身体を求めるものにいくばくかの癒しの時間を与えただけです。

 銅貨を教会の箱にいれることが違うだけで、わたくしにとって、その行為は聖女のつとめと変わらぬものです。


 娼婦と聖女を同等とするのが侮辱だと?

 そのようなことを言うのであれば悪魔に憑かれているに違いないと?


 ああ、我が友グレーテル。


 汝、哀れなるかな。


 それでもわたくしは聖女としてあなたを許しましょう。愛しましょう。慈しみましょう。

 なぜなら、わたくしは聖女ですから。

 わたくしは、春をひさぎ暮らしている中で、神の声を聞いたのですから。


 我が友グレーテル。悪魔の声と神の声の違いがわかりますか?

 代々聖女が聞く神の声とはなにか、知っておりますか?

 王太子殿下が聞いた声は神と悪魔、どちらのものだと思いますか?


 わたくしは神の声と悪魔の声の違いを知っております。聖女が聞く神の声を知っております。王太子殿下が聞いた声の正体を知っております。


 答えは簡単です。

 神は、声を届けても、問いに答えてくださることは、ありません。


 だから王太子殿下の聞いた声は神のものではないということはわかりきったことです。

 王太子殿下が聞いた声は、王太子殿下の問いに答えたのですから。

 王太子殿下の傲慢な欲望に対し、聖女を犯せば、すべて望むままになると答えたのですから。


 わたくしは神の声を聞きました。

 ですが、それだけです。それだけなのです。

 神はなにもわたくしに命じておりませぬ。示しておりませぬ。何故優しい姉が死んだのかという童の問いに答えませぬ。

 神は声を届ける、それだけでございます。


 しかし。それでも民は、人は、神の存在を信じます。

 聖女が起こす、小さな奇跡をもって。

 聖女は神が在る、ということの証明のために存在するのです。

 神の声を届ける役目も、神の代わりに答える力もありませぬ。

 神は、人々の問いに、なにも答えぬのですから。


 そしてグレーテル司祭。

 貴君は、尋ねませんでしたね。

 もっとも大事であろうことを。

 それをわたくしが証明してしまったら、貴君の役目が崩れてしまうから。

 けれど。わたくしは、貴君に告げます。

 我が友への敬意を表して。


 ――わたくしは王太子殿下を殺めたあとも、聖女の力を失っておりませぬ。


 そう。人を殺めた聖女であろうとも。

 神はなにも答えませぬ、示しませぬ。

 与えた奇跡を奪いもしませぬ。

 これがどういうことか、貴君ならばおわかりになるでしょう?


 グレーテル司祭。目をそらさないでくださいませ。

 我が友よ。忠実な神の下僕よ。

 耳をふさぐことは許しませぬ。

 ええ、貴君はいま、恐れの中にいるのでしょう。

 神は答えない。

 どうすれば救済されるのか、はたして今の自分は、これからの自分は、死んだら神の御許にいけるのか。

 それらに神は答えません。

 ですが、問いかける前に、すでに神は答えております。


 神の門はすべてのものに開かれている、と。


 聖経典タンニの典30の1。これが貴君ら異端審問派の中でも何度も検討され、数百年の歴史に渡り研究され、そして今は触れてはならぬものとしていることを知っております。


 なぜなら。神の門がすべてのものに開かれているのならば。

 神官も、悪人も、殺人者もひとしく神の御許に行けるということになるのですから。


 そのようなこと異端審問官が許すわけもなし。

 いまでは『異端に触れたものは神の想定された”すべてのもの”には数えない』『たとえ門が開かれていても、神に背く行為を行ったものは盲いて門は見えぬだろう』と解釈しているのでしたね。

 そうしなければならない気持ちはわかります。

 善人も悪人も、死んだ先に神のもとへいけるのならば、慎ましやかに忍耐をもって暮らす善人である必要などなくなり、悪行を起こしてもいいと免罪符にするものが増えるでしょう。

 異端審問派がまことにすべきことは、そうした『誤った』解釈によりひとびとの生活が乱れることを防ぐこと。

 異端を狩る異端審問派が、教会で最も世俗と政治に配慮してきた歴史を負っていることを、わたくしは知っておりますよ。


 ですから此度のことも次代の国王となるべき王太子が悪魔崇拝をしていたなど、どうしたって言えませぬ。しかも悪魔にささやかれ、自らの権力を確かにするために、守護者である王族が聖女を害そうとしたなどと。

 ようやく長年の戦争が終わり、平和が訪れたのです。内乱の兆しを産むわけにはいかない。

 そうであれば、聖女のほうを異端として、事件を収めるのが最善。

 戦乱の世であれば使い道のあった癒しの力も、どのみち平和な世での聖女など、お飾りでしかありませぬ。

 ましてや聖女を異端と任じ、火あぶりに処しても。

 そうすれば『次』の聖女が生まれるのですから。


 聖女カーレン。彼女も悪魔に魅入られたとして火あぶりにされました。

 あの時は国外と通じ、戦乱を起こそうとしている、という名目でしたでしょうか?

 しかしその後の研究で明らかにされた、聖女カーレンはそのようなことを一切していない、ということは、教会の関係者であれば暗黙の事実となっております。

 つまり異端でない聖女を異端として裁いた。

 けれど、聖女は、またうまれた。


 だから今回も、わたくしを魔女と呼び、殺しても問題ないと、教皇猊下がたは考えておられる。

 彼らにとって真実などどちらでもよい。

 彼らにとって、都合のいい答えを答えとするだけなのですから。


 けれどグレーテル司祭。貴君は違う。

 貴君はわたくしの嘘偽りない話を聞いてしまった。

 もちろん、貴君は王太子殿下はもちろん、聖女アリスも悪魔に魅入られたと信じるかもしれません。

 ですが、貴君は疑っておられる。


 聖女アリスは、自分を強姦した男を撃退しようと、防衛のために相手を殺してしまっただけではないのか、と。


 ましてやその相手が悪魔崇拝者であるならば。

 聖女アリスは異端を裁いただけではないのか、と。


 ――さあ、グレーテル司祭。

 貴君はどうしますか?

 懸命にも、沈黙を貫くことで、ひとつの嘘も、わたくしにつかなかった崇高なる神のしもべグレーテル。


 貴君は、わたくしを、悪魔に魅入られた魔女として、火あぶりにしますか?


 己が見定めた真実を捻じ曲げ、世の平穏のために。

 貴君はたった一つの嘘をつきますか?


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