「呪われた玄武宮」の主は、最強道士につき～のんびりスローライフ希望なのに、皇帝陛下が毎晩通ってきてお悩み相談（口実）をしてくる～

華やかな後宮の最奥。そこは「呪われた玄武宮」と呼ばれ、夜な夜な魑魅魍魎が跋扈すると恐れられている――。
だが、その実態は違っていた。
そこに住む妃・李月麗（リー・ユエリー）は、侍女代わりにキョンシーを使役し、結界の中でニワトリを育てる、とんでもない「天才道士」だったのだ！

「ああ、ここでの生活は最高ね。誰も来ないし！」

没落貴族として忘れ去られ、悠々自適なスローライフを満喫していた月麗。
しかし、その平穏は若き皇帝・慶佑（けいゆう）の来訪によって粉砕される。

「見つけたぞ。余の後宮には、お前の力が必要だ」

強引に任命されたのは『後宮のお悩み相談係』！？
ライバル妃の謎の奇病から、深夜の亡霊騒ぎまで。月麗は卓越した道術（と、物理で殴るキョンシー）で、次々と厄介事を解決していくことに。
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