輝井永澄

「七人の侍」の、「ある目的のために腕の立つ仲間を求め、それぞれにキャラの立った仲間と出会っていくドラマ」というシーケンスが、音楽と物凄く相性がいいことは「ブルース・ブラザーズ」で証…続きを読む

花咲爺さんの物語には、様々な意味が込められているといいます。 桜という花自体が彼岸と此岸の間に咲くというモチーフと見られること。 これは春の一時に華麗に咲くという儚さから日本人が…続きを読む

って、まだ始まったばかりではあるんですが、文節の間から漂ってくる雰囲気にまで、完成度が滲み出るような作品です。 冒頭のキャラづけがまず上手い。 そして、設定に対して起こる事件がさ…続きを読む

人間心理への深い洞察から生まれる美しい物語。 桜子さんが可愛く見えるから不思議。 記号的ではないキャラクターに魅力があるのは、微細な内面まできっちりと描き切っているが故でしょうか。…続きを読む

読んでる端から目の前を映像が流れていくかのように、文章の中に色までも閉じ込めたような印象さえ受けます。 テキストだけでこんなにもスピード感が表せるのか、と目から鱗です。 Ｗｅｂアク…続きを読む

ズルいです。
悔しいけど面白いw

ヒロイン…うーん、どうしたらいいんだろうこの感情は…

異世界モノの醍醐味は元来、常識の変化のダイナミクスにあるわけで、そういう意味で王道の裏をついた更に王道、みたいな作品。 戸惑う主人公の様子と、異世界の「常識」とがテンポよく描かれ…続きを読む

愉快なお姉さんやヒーロー肌の同級生が本当に魅力的で、彼らを愛でているだけでも本当に楽しめるのに、京極夏彦ばりのリアルなオカルティズム。 好みにドンピシャなのもありますが、それ以上…続きを読む

マシュマロのケーキや待ち合わせ、細かいところまで気を使われた素敵な文章で、ひと時の邂逅を表現した秀逸な掌編。 なんともいえない、マシュマロのような読後感がとても心地よい、味わい深…続きを読む

もはや設定の時点でハートがどきどっきんパラダイスでしたが、読んでみたら期待以上です。 第一話の時点で素晴らしい盛り上がり。そして主人公の設定。 いきなり★３をつけてしまいました…続きを読む

株で稼ぐ、というのは物語のネタとして極上の題材であるにも関わらず、中々昇華した作品が少ない分野でもあります。 「稼がないと死ぬ」というカセを入れることで、読者にも伝わりやすい緊張…続きを読む

これがギャップ萌え…

うん、コワくないです。目堂さん可愛いよ目堂さん。

ラストで、見事に。

なんですかこれ。 めっちゃ面白いじゃないですか。 水道局員vs未確認生命体の「熱くない」バトル小説。 こんなに埋もれてちゃ駄目な奴です。 とゆーか、実は似たようなアイデアを考え…続きを読む

いやもう、とりあえずなにしろとにかく読んでみましょう。たふたふと。

この作品をなんと表現したらよいのだろう。 鮮やかに彩られ、それが速いテンポで動く映像表現。 心情描写を比喩的に情景に託した詩的表現。 読者に多くの部分を任せるかのような、それでい…続きを読む

間違いなくＳＦでありながら、その文脈、世界観に則った上でぞくっとするような怖さを味あわせてくれる、素晴らしいアイデアと構成による掌編。 作者の想像力に脱帽しました。もっと長い物語で…続きを読む

ジャンルは現代アクション…… 雰囲気はホラーなのかどうなのか…… 純文学と見ることもできる気がする…… ジャンルレスとはこのことか。 でも間違いなく面白い。 でもその面白さの種類…続きを読む

ですます調で語られる淡々とした文体が、却って興味をそそり、ついついページをめくってしまいます。且つ、さくさくとストレスなく読み進められるため、物語の主題が気になり、一気に結末までた…続きを読む

「術式」の設定など緻密に設定された世界観や主人公の行動や想いが、ラストに至るまでに一気に雄弁になる瞬間。 わずか１６０００字の中に、SFのダイナミクスが詰め込まれた秀逸な構成に脱帽…続きを読む

格闘アクション、というべきなのかどうか。 いや、これはれっきとした格闘アクションだ。少なくとも僕は全力で支持する。 フィクション上の格闘術とそれをテーマにしたものはたくさんありま…続きを読む

ああそうさ、レビュー欲しいよ！！
レビューしてくれてありがとうよちくしょー！！！！

善いことをしたら善い結果があるわけじゃない。 白黒割り切れることばかりじゃない。 そんなグラデーションに満ちた世の中を描く文章が、これまた秀逸で、その「割り切れなさ」を明敏に伝えて…続きを読む

様々な情報をちりばめ、今後の展開に期待させる秀逸な文章！ なんだろうこのわくわく感は。 今後が楽しみです！ －－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ …続きを読む

どうも作品を書きたい人は、自分が書くことばかりにかまけて人の作品を読んだり傾向を研究したりすることがおろそかになるってことが多いものです。 自分の作品を書いたり、その評判を見たり…続きを読む

「人工無脳」懐かしいです。 会話の成立するような代物ではない、ただの単純なアルゴリズム。知能でもない、単なる玩具。 でもその中に現れる一片の真実…まさにセンスオブワンダー。 ライ…続きを読む

ゲームだけで24時間盛り上がれたあのワクワクと、甘酸っぱい恋愛の瑞々しさ。 思い出したいような思い出したくないようなw、そんな気持ちになる物語でした。 随所に散りばめられたレトロ…続きを読む

素晴らしく色気のある文章に秘められた内圧が、この後どうなっていくのか、凄く楽しみになり一気に読んでしまいました。

知的興奮が読み進めるごとに広がっていく、上質なSF世界！
謎が紐解けていくのが楽しく、そして楽しみです。

文体がすっごく雰囲気が良くて引きこまれつつ、やってることが異世界ファンタジーで、どんどんと興味を引っ張られます。 主人公のダメっぷりがこの世界でどう活躍するのか、目が離せない感じで…続きを読む

創る者と奏でる者の設定だけでもう面白いです。 ものを創ったりここに投稿したりする人間なら、主人公への共感が胸に迫るものがあると思います。 ものづくりと環境のジレンマはメタ的に深読…続きを読む

タイムパラドックスものと思いきや、タイトルと繋がる瞬間におおっ！となりました。
ライトでありながらアイデアの光る秀逸な短編です。

もうこの一言に尽きます。
盛り込み過ぎの要素を丸太一発でぶっ飛ばす極上エンターテイメント！
戦国物として本格的なのもニヤニヤさせられて最高です。

読み進めていくうちに頭の中で複数の概念が溶けて混ざり、侵食されていく感じ。これは小説というよりも体験です。

中編、後編と降るにつれて怒涛の展開。呆気に取られながら読みました。

ついつい読みふけってしまいます。
事実は小説よりも気になる。まさに。