★★★ Excellent!!! 虎よ!虎よ! 帆場蔵人 まさにロマンである。何かって?人虎、人狼……ね?わかる人には堪らない響きでしょう。わからない人は読んでください。楽しさも、淋しさも、切なさも、強さも弱さも、優しさも、きっと見つかる物語となっています。何より出てくる奴らが皆んな、良い味出てるんです。読まなきゃ、損でしょ。 レビューいいね! 1 2017年7月16日 01:40
★★★ Excellent!!! 弱いもの虐めはいやだなぁと、誰よりも強く優しい彼はそう言った。 雪車町地蔵(そりまち じぞう) 獣の頭の探偵と聞いて、これはとある往年の傑作の再来、とんでもなくハードボイルドな内容に違いないと思って、私はこの作品を開きました。 ……気が付けば読み終わっておりました。 そうして、胸の内に去来したのは、なんとも優しい感情だったのです。 主人公は、どこか抜けているようでいて、しかしとても賢いです。本能的なものなのか、嗅覚が飛び受けています。 たくさんの問題、それこそ無理難題が、探偵である彼の前には降りかかってくるのですが、気が付けばすべて丸くおさまっています。 人徳──いえ、人虎徳、でしょうか。 彼が作中で掲げたスタンスは、とても魅力的で、理想的で、だからこそ難しいものでした。 それでも彼は、それを最後まで貫いたのです。 結果、私は清々しい胸中で、読み終えることができました。 いろんな意味で胸がすき、胸の奥が温かくなる。 そんな探偵の物語を、あなたも読んではみませんか? レビューいいね! 2 2017年6月18日 12:58
★★★ Excellent!!! 非日常な世界に生きる彼の日常 月球儀 世界を揺るがす陰謀などとは無縁、血しぶき飛び交うようなアクションとも無縁。なのに、こんなにも面白い。 主人公が魅力的で、最初から最後までテンポよく楽しめた作品でした。このエピソードはしっかりと完結し、読後感も爽やかでありながら主人公の過去など気になる伏線がたっぷり残ってるので、これからの彼の活躍に期待しています。 レビューいいね! 1 2017年2月5日 23:16
★★★ Excellent!!! 読む者を引き込む力を持つ世界観&ストーリー! 七柱雄一 非常に緻密によく練られた世界観とストーリーに冒頭から引き込まれました。 またこの作品独自の“人獣”という設定は、作品世界のいわばアクセントとしてよく効いていたと思います。 文章も丁寧で作品世界にスッ、と入っていくことができました。 もし続きがあるのなら読んでみたいと思わせる小説です! レビューいいね! 1 2016年9月25日 02:56
★★★ Excellent!!! ファンタジーとハードボイルドの見事な融合 関川 二尋 ハードボイルド小説というのは個人的になじみがなかったのですが、この作品は文句なしに面白い。あくまで現代が舞台なのですが、ファンタジー要素が加わったことで俄然読みやすさと、物語の奥行が出たように感じました。 もちろん物語は読みやすく、登場キャラクターも魅力的、またサブタイトルが渋く決まっていて、映像が頭に浮かんでくるようです。 レビューいいね! 1 2016年9月4日 09:48
★★★ Excellent!!! <(_ _)> やばい! マジ面白い話だ、これ…… 芳賀 概夢 読みやすいハードボイルド。ハードボイルドと言っても堅苦しくない。たとえば、シティハンターが好きならはまれるはずだ。 もちろん、若い人も楽しめるが、ある程度年齢が言っている人は、もっと楽しめるかもしれない。 懐かしい空気を漂わせなた、若き日に憧れたスタイルがきっとここにある。 人虎等の設定を上手くいかし、物語を導入から結末まで無駄なくスムーズに進めている。 序書を読んだだけで「やばい、これ面白い話だ」とまるで直感のようにわかる魅力がある。 年齢層を選ぶ作品ではあるので、一般受けに関しては難しいかもしれない。 しかし、おもしろかった。 ごちそうさまでした。 レビューいいね! 2 2016年8月31日 22:22
★★★ Excellent!!! 相賀赫真は、二流を止められない。 佐久良 明兎 いつまでもいつまでも、この世界観に耽溺していたい。 読み終わる前から、まだ物語が動き始めた序盤のうちから、そんな思考が渦巻いた。 浪漫に溢れた独特の世界観、人獣たちの暗躍する息づかいが聞こえてきそうな、実に生の香り漂う世界。 物語の運びはもとより、ただキャラクターたちのやり取りを読んでいるだけでとても楽しく心地よい。 この心地よさをレビューで表現するのに現在大変戸惑っているのだけれども、1つだけ言える。 これは、とある層は好きで好きでたまらない物語だ。 たぶん、惚けて魂抜かれるやつ。 そんな風に腰砕けになりかねない麻薬のような物語だが、少しでも気になったのならば絶対に読んでみたほうがいい。 牙や爪は現代には無用の長物に過ぎないかもしれないけれど、退屈しない二流な日常を彩ってはくれるのだから。 レビューいいね! 1 2016年8月31日 21:35
★★★ Excellent!!! 探偵の世界にひたる。 中岡潤一郎 おもしろかったです。読んでいて、テンションがあがりました! 伝統的なハードボイルド系探偵小説に、人獣という設定を組み合わせて、独自の世界観を作り出しています。 赫真をはじめとする登場人物も印象的。物語もしっかりしていて、ぐいぐい読ませます。 アクションが抑えめだったのも、物語にマッチしていたように思えます。 わたし好みだったこともありますが、すっかり雰囲気に酔いましたね。よかったです。 レビューいいね! 1 2016年8月31日 21:22
★★★ Excellent!!! 虎男だよ 栞 と、言いたくなりました。 アダルト世代の心をつかみます。 なんだか懐かしくて、でも新しい。 典型的な二枚目半主人公、カクマには、なんと言うか、幸せになってほしくないですね!(誉め言葉) レビューいいね! 1 2016年8月31日 20:14
★★★ Excellent!!! そのラノベ、問題あり おおさわ 侠。 硬派な舞台設定に、人獣というコミカルなキャラクターが、上手くマッチングされていて、安定した物語を織りなしています。 主人公にも関わってくる謎の解明はもちろん、ラストの狂騒的な流れは、終わりの中にも始まりを予感させる余韻。 獣の個性的なキャラクター達は、絵にしても面白く描かれそうですね。 楽しく読ませて頂きました、ありがとうございます。 レビューいいね! 2 2016年8月30日 15:24
★★★ Excellent!!! 異形なる者達のドラマ なぎのき ウェア・タイガー、ウェア・ウルフと本来ならファンタジー的な話で登場する彼らが、現実世界で生きている。 この設定は面白いと思いました。 各組織の設定も詳細で、事件の発端から最新話に至るまで、一貫した世界観で突き進みます。 人狼や人虎の設定を外すと、ヤクザの抗争に見えてしまいますが、そこのには確固としたルールがある。序列です。 この序列の設定が生きていて、主人公が動き回る。 ファンタジー要素をふんだんに取り入れつつも、登場人物にリアリティがある。そんな印象を受けました。 レビューいいね! 1 2016年8月18日 16:22
★★★ Excellent!!! このへんないきものは、まだ日本にいるのです。 たぶん 越智屋ノマ (オチヤノマ) ↑というのはトトロの有名なキャッチコピーでありますが。 人獣(ウェアビースト)は、決して、へんないきものでは無くてですね。 とってもかっこいいです! 都市伝説として語られるに過ぎない、半人半獣の、人ならざる者……人獣。 彼らは実社会に溶け込んで、基本的には人間としての生活を送っています。 彼らの真実を暴き出す、謎の作家が登場し……? 謎に迫っていくこの感じ、わくわく感がたまりません! レビューいいね! 1 2016年8月15日 14:10
★★ Very Good!! 硬質な文体の、上質の物語 真野絡繰 最新話まで読了しました。 いいところで途切れているので当然ですが、 「早く! 次を早く!」と感じさせられています。 まず設定がいい。 大きな設定も、小さな設定も。 そして、クスッと笑えるプロローグから、 意外な本筋に入る導入も、お見事。 無駄のない硬質な文体が巧みに展開し、 上質な物語を展開していきます。 ネタバレになることは書けませんが、 まだ序盤のようなので、今後に期待しつつ 更新を待ちたい作品です。 レビューいいね! 1 2016年8月11日 16:45
★★★ Excellent!!! おのれ魔小説家強!!!!! 一体何者なんだ!!!!!!!!!! 海野しぃる ハードボイルドな探偵小説にファンタジーの風味を沿えた一品です。 真っ直ぐな筋と精緻な人物描写を表に出ない緻密な設定で力強く支えている栄織丞味が出ています。探偵物と彼の作品が好きな方ならばすぐにでも読むべきでしょう。 人獣と呼ばれる一族の秘密を、小説という形で漏らす不届きな魔小説家の秘密を追いかけるという筋書きは、一人の物書きとしてワクワクさせられてしまいました。 主人公のキャラクターだけではなく、その周辺の人々や未だ姿を表さぬ魔小説家強の得体のしれなさまで、文字だけなのにガッツリ伝わってきます。 おのれ強! 貴様は一体何なんだ!!!!!!!! レビューいいね! 2 2016年8月3日 21:57
★★ Very Good!! 人間社会に紛れる『人獣』。彼らは決して都市伝説ではない。そこにいる。 真賀田デニム 探偵事務所を営業する相賀赫真。獣の頭と人の体を持つ『人獣』である赫真は、『人虎』として人の群れに紛れているが……。 赫真の所属する『虎群会議』。そのほかにも『翠狼組』とか『銀爪舎』などの組織が出てくるのですが、そういった組織同士の争いって、男として血が滾りますね(個人的に『龍が如くが大好きでして)。しかも純粋な人間ではなく『人獣』となれば、より一層沸騰するというものですっ(>_<) ゆえに『ライトノベル』という単語の異彩さが際立ちますが、それがこの物語が普遍的ではない組織対立を表現するためのいいスパイスになるのでは、と私は思っています。今現在まだ第二話ですが、続きが気になりますね。 ファンタジーとミステリーの融合――気になった方は是非っ。 レビューいいね! 1 2016年7月29日 20:51
★★★ Excellent!!! 骨格のしっかりした物語と魅力的なキャラクターの期待値。 卯月リリト 人獣という設定からは少し想像し難い、何となく怠惰な雰囲気の主人公・赫真。ストーリーも有りがちな王道モノではなく、物語のつくりに絶妙な面白さを感じる。ここからの続きに期待を持てる。 レビューいいね! 1 2016年7月28日 02:59
★★★ Excellent!!! まず間違いのない完成度の物語!読んで損なし!! 輝井永澄 って、まだ始まったばかりではあるんですが、文節の間から漂ってくる雰囲気にまで、完成度が滲み出るような作品です。 冒頭のキャラづけがまず上手い。 そして、設定に対して起こる事件がさらに上手い。 これはもう、読者として伸びて欲しい作品です。 レビューいいね! 1 2016年7月28日 01:54
★★ Very Good!! 練られた設定! 魅力的な登場人物! 舞砂花螺 世界観がかなり細かく練られてあり、しかも登場人物も含め、魅力的な設定に仕上がっている。 今後面白い物語が展開されていくだろうという予感がしている作品。 進め方が丁寧なので、相関関係が理解しやすいという点はかなりの好感触。 あとは、このメンバー、この組織、この世界観でどんなストーリーが描かれていくことになるのか? まずは作家の謎から。 気になります!! とても楽しみですね。 レビューいいね! 1 2016年7月27日 22:10
★★★ Excellent!!! ラノベに秘密を書かれて困る! 人獣たちの血の祭典が始まる! 織田崇滉 …大体そんな話です! 獣の能力を人体に交わらせた「人獣」たちによる、裏社会の血湧き肉躍る任侠活劇。 虎の力を体に宿す主人公は、売れない探偵業に勤しむ超赤貧。 婚約者のヒロインは裏社会の大物を父に持つ有力者、と来ましたよ。 そんな彼に持ちかけられた厄介な依頼とは…巷で人気のライトノベルが「人獣」を題材にしてるから、作者の身辺調査をしろ、だってぇ!? 作中世界でのメタフィクショナル。 作中での現実が、作中作とクロスオーバーする入れ子構造。 人獣は表に知られてはいけない存在なのに、人獣の抗争をそのままライトノベルに書き起こしている不届き者が居たら…そりゃあ大問題ですね。 さぁ、どう収拾を付けるのか。作家は何者で、主人公たちにどう関わるのか。 蝶のように舞い蜂のように刺す、野獣のごときアクションに期待です!(※蝶も蜂も野獣じゃない) レビューいいね! 2 2016年7月23日 18:20
★★★ Excellent!!! 虎の血を引く探偵に舞い込む、奇妙な依頼 オリーブドラブ 「王機兵伝承 拳王機アルカシード」の栄織丞先生が放つ、ファンタジーアクション。 古代の人型兵器「ウェアビースト」の存在が、時の流れに風化し都市伝説に成り果てた時代。 虎の一族「ウェアタイガー」の一員である相賀赫真はある日、義理の父(予定)から奇妙な仕事を依頼される。 ――数奇な運命を予感させる、この導入。今後の展開に期待が膨らむ作品であります。 レビューいいね! 1 2016年7月22日 20:20
★★ Very Good!! ファンタジーを おっぱな まさか、ファンタジーとハードボイルドを組み合わせるとこんな化学反応が起きるとは... ...。 レビューいいね! 1 2016年7月21日 22:42