ラノベに秘密を書かれて困る! 人獣たちの血の祭典が始まる!

…大体そんな話です!
獣の能力を人体に交わらせた「人獣」たちによる、裏社会の血湧き肉躍る任侠活劇。

虎の力を体に宿す主人公は、売れない探偵業に勤しむ超赤貧。
婚約者のヒロインは裏社会の大物を父に持つ有力者、と来ましたよ。

そんな彼に持ちかけられた厄介な依頼とは…巷で人気のライトノベルが「人獣」を題材にしてるから、作者の身辺調査をしろ、だってぇ!?

作中世界でのメタフィクショナル。
作中での現実が、作中作とクロスオーバーする入れ子構造。
人獣は表に知られてはいけない存在なのに、人獣の抗争をそのままライトノベルに書き起こしている不届き者が居たら…そりゃあ大問題ですね。

さぁ、どう収拾を付けるのか。作家は何者で、主人公たちにどう関わるのか。
蝶のように舞い蜂のように刺す、野獣のごときアクションに期待です!(※蝶も蜂も野獣じゃない)

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