外科医の概念を盛り込んだ回復術師

治療のために体を切り裂く、外科手術。

現実でもこの方法は最初、治療にはとても見えないため偏見が多かったと言われていますね。
治すどころか傷付けているようにしか見えませんからね……。

人体を切開し、患部に直接ヒールを唱えることで、より完璧な治癒が施せる……という「医学+魔術」の発想が面白かったです。
手術への偏見と差別が横行する中、主人公はそれでも外科ヒーラーとして方々を旅する毎日。
ヒロインとの出会いや、偏見による確執、すれ違いもよく書けていると感心しました。

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