Healing & Slashing(ヒーリング & スラッシング)

作者 前田薫

50

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★★★ Excellent!!!

治療のために体を切り裂く、外科手術。

現実でもこの方法は最初、治療にはとても見えないため偏見が多かったと言われていますね。
治すどころか傷付けているようにしか見えませんからね……。

人体を切開し、患部に直接ヒールを唱えることで、より完璧な治癒が施せる……という「医学+魔術」の発想が面白かったです。
手術への偏見と差別が横行する中、主人公はそれでも外科ヒーラーとして方々を旅する毎日。
ヒロインとの出会いや、偏見による確執、すれ違いもよく書けていると感心しました。

★★★ Excellent!!!

“健康第一”、“体が資本”、“無病息災”

よく使われるこれらの言葉。細かい意味は異なるそうだが、どれも元気がなにより、という先人たちの有り難い教えに即したものであるという点は変わらないという。まァ、たしかに人間、頑丈な肉体を持っていれば、どうにかなんとかなるもので、日常生活でぶち当たるだいたいの困難も、そしてだいたいの難関も、元気があれば突破できるのかもしれない。うむ、昔の人たちは良いことを言うものだ。

健康と美容(←これ笑うとこ)は、他のすべてを差し置くほどの最優先事項だと考える私がハマっている健康法が“サウナ”である。週に二回ほど通っているのだが、体力が回復するだけでなく気分がスッキリするものだ。九十度前後のサウナに10〜12分ほど座り(もちろん温度が高い上段の席だ)、たっぷり汗をかいたあと、冷えた水風呂にドボン!する。と、高熱で拡張した血管が一気に収縮し、頭がボーッとしてくるのである。なんとなくトランス状態になってくるわけだが、この落差が気持ちイイ! 特に水風呂の中で眠気を覚えるくらいの恍惚感を得られると最高だ。“なんかこいつヤバくね”などと思われそうだが、いわゆる“温冷交代浴”というのは自律神経の安定にもつながるとされ、医学上の根拠もあるという。やりすぎなければ良い、というわけだ。

ただし、これは毎年の健康診断で“医者いらず”、“十代並みの若々しい肉体”と太鼓判をおされる私のような頑丈な人間にのみおすすめできる回復法である。高血圧、心臓の弱い方は注意されたし。また水風呂に入るときは心臓から遠い箇所(脚と腕)を先に濡らしてからにしましょう。いきなりドボン!すると体にかかる負担が大きくなるからね。





さて本作『Hearing & Slashing』は、そんな健康について深く考えさせられる小説となっている。病弱な美少女ヒロイン、ルビーは展開に合わせ都合よく… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

いかにもラノベらしい王道ファンタジーでした。

いわゆる男女W主人公物です。いいですね、個人的に大好物です。
明朗快活な女子主人公と、クールで少し影のある男子主人公が好対照です。
お色気シーンもきっちり押さえていて、ノーマルカップリング好きなオタクの心にザクザク刺さります(笑)。

文章も非常に読みやすくて、誰にでもオススメできる内容です!

★★★ Excellent!!!

レビューのタイトル通りです、はい。

いや、ふざけてないよ!? 作品のキャッチコピーにも「発作で動けない病弱な少女が数話ごとに衣服を剥がされ触られまくる!!」ってあるでしょ!?
ちなみに、このキャッチコピーは私が応援コメントに書いた感想を作者さんが無断で使用したものであります!(怒)


この物語は、凄腕の剣士だけれど病弱な少女ルビーさん(ウルトラ無鉄砲)と最高のヒーラーだけれど必ず患者の衣服を剥ぐシスト(無意識破廉恥)が旅先で出会う人々を救って悪党どもを退治しつつ、ルビーさんの親の仇を探す冒険譚となっております。

ルビーさんが病弱なのに無計画に敵に突っこむ!!→体力切れで吐血!!→治療と称してシストに裸にされてセクハラされる!!

これがお約束のように毎回あります。「わざとやってるだろお前ら! 新手の特殊プレイかよ!」と読んでいる間に心の中で何度もツッコミを入れたものですが、まあたぶんわざとでしょうね(←違う)

前半はこんな感じでコミカルが多い勧善懲悪ストーリーが続きますが、後半になるとシストの暗い過去と後悔、ルビーさんの「親の仇」に対する葛藤が描かれ、ドSで定評のある作者様のシリアス展開が二人を襲います。女の子に血反吐を吐かせて苦しめるなんて、前田さんってばホント鬼畜。

でも、ルビーさんがウルトラ無鉄砲なヒロイン、シストが無意識破廉恥な最高のヒーラーであることには変わりないので、二人は自分の道を信じて突き進んでくれることでしょう。


あと、最後にひとつ。
私がルビーさんだけ「さん」付けでシストは呼び捨てなのは、
「治療だとか言って美少女の裸を触りたい放題かよ! 爆発しろ!!(# ゚Д゚)」
と嫉妬しているからです。

みんなも読んで、「シスト爆発しろ!!」と叫ぼう!!

★★★ Excellent!!!

父親の仇を探す、死の病にかかった少女剣士、ルビーの復讐譚がベース。
そこに治癒魔法に独自に医術を組み合わせたヒーラーのシストが絡むことで、話はぐっと面白くなっている。

時に豪快なバトル、時に軽快な会話劇、時に不可解なミステリをうまくブレンドしながら楽しく物語が展開していく。

二話目にしてヒロインが脱がされ、三話目にして体の隅々まで見られ、それ以降も胸を揉まれたりしているが、それは治療上のことなので不可抗力である。けしからんが健全である。安心して楽しまれたし。