綺瀬圭

大昔、戦争で使用された「兵器」によって巻き上げられた塵が空を覆った。 以来、世界から夏は消え去り、常冬が人類を蝕み続けている……。 時は流れ──人類最後の生き残りとなってしまっ…

全てを失くしても、それでも朝は来る。

【カクヨムコン短編中間選考突破！】 ブラック企業で精神を病み、休職を余儀なくされた主人公・小鳥遊大翔（たかなし ひろと）。 ある日大翔が買い物から帰ると、家に見知らぬ女がいた。 …

「青い」それはまだ淡く、未熟かもしれない でもその色のついた感情を忘れたくない 1話完結の短編集になります

【謎解きIQが設定された日常系暗号ミステリー。作者的ライバルは、あの松〇クン！】 百済菜（くだらな）市の中心部からほど近い場所にある武者小路 名探偵事務所。 自らを「名探偵」と…

現代日本のどこかの高校生たちが繰り広げる日常コメディ。 人生を左右するような悲劇的な事件はないけれど、喜劇的な日々はここにある。 大変な現実に疲れた時にいかがでしょうか。 抱腹…

女子高生が何者かに頭を殴られて殺されるという、凄惨な事件が起きた。 鷹野と和泉の刑事のコンビが調査を開始する。 同級生の女子。近所のストーカー。唯一の家族である父親。 次々と浮か…

なんだチビども。おもしろい話を聞きたいのか？ まったく、そんな話を知ってる連中、この宿にはよく集まるからって。 ま、そうさなぁ。あの男にでも訊いてみたらどうだ。よくは知らねえが …

森野燦太、３５歳、クリスマスイブの夜に人生の一大選択をしなければならない。 高校時代からずっと片思いをしていた女神・関本優唯。 専門学校時代からずっと自分に片思いをしていて、…

※2023年5月から全体的な加筆修正を行っています。大幅に加筆した部分や追加のエピソードの部分は日付を追記しています。 ―――― 海に住むひとりぼっちの人魚エレオノーラは、い…

年末年始。 十年ぶりに父方の実家に帰省した高三の樹（いつき）。 山を超え、丘を登り、たどり着いた祖母の家はどこか懐かしい日本家屋であった。 赤ん坊であったいとこ。記憶にないいとこ…

「ふーん、エッチじゃん」 　気付けば、何故か呟いてる。 　限界大学生×お嬢様の人生やり直しラブコメ～失言（下ネタ）を添えて～ 　酒と吐瀉物にまみれ、過去と思い出に縛られた若人…

ずっと好きだった「〇〇ちゃん」が亡くなってからの約1年を書き連ねました。〇〇ちゃんにまつわる思い出と、最近知ったこと、もやもやすること、そして遺された僕・かめぱんと〇〇ちゃんが大…

十五分。読書ができる。立ち話ができる。メールチェックができる。長話には、ちょっと短い。新型コロナという未曾有のパンデミックにより、十五分しか許されなかった、大事な人との時間。

老人施設に勤務し始めた早瀬は、ある老夫婦に出会う。旦那さんの富田さんは、長年奥さんに暴力をふるっていた——。 書き手が実際に体験した、ちょっと不思議な夫婦愛と共依存の物語。 …

　いつも通り、学校の教室の授業を受けていた高校生の新多一哉に奇妙な出来事が起こる。少し目を離した瞬間に、突然、同じ教室にいた生徒と教師がいなくなったのだ。そればかりか、街中の人々…

おかげさまで、カクヨムWeb小説短編賞2020にて佳作をいただきました。 ありがとうございました。 【登場人物】 鹿島祥子……高校三年生。競技かるた部部長。高校最後の大会が中…

雨の森。母から逃げてきたレトは、凍えている。岩場のくぼみで雨宿りして過去を反すうする。 母と父、自身の思い出は決して美しくない。 雨の日の一つの答え。それは……。 2022年1…

　鬱陶しい梅雨が明けたある日の夕方、市立小学校の校庭で発見されたハチは下級生を刺した。 　対処するはずだった用務員は魔女の鉄槌によって行動不能にされてしまう。 　下級生の姉に恋す…

「恋愛って、そんなに難しいことなの？両想いの二人が一緒にいるなら、それだけでいいでしょう？」 「大人の恋愛は、考えなければならないことってたくさん。いろんな困難をどう乗り越える…

死人が怪物へと変化した存在『月住人』と、それを支配し、操る死霊術師『四季の死者』。そして、永遠に重なり、この世から陽光を奪い去った『朔』によって、人々は闇と混沌渦巻く世界で恐怖し…

え、お前、宇宙人だったの？

死にたがりの僕は、毎日死のうとしている。 でも死ぬことができない。勇気が無いから。 そんな死にたい主人公の、妄想の話。

大学1年の僕と2つ上の先輩は長雨の冬を一緒に過ごしていました。 ただのありふれた幸せがここにはあります。 ※この作品は「小説家になろう」にて同作者・同作品名で投稿しています。

「いつ迎えにくるの？」 「……あの桜が咲くころにね」 母親の約束は果たされることなく、子供は大人になった。 突然の連絡。死ぬ前に会いたいという親からの言葉。会うか会わないか。葛藤…

あのひとを追っていた「僕」のひと幕。 小さなころはきっと、お姉さんに手を引かれていたこともあったのだろう。 こういうことって、たぶん色んなところで起こっているんじゃないかな。 …

レビューを書いたんだけど、まだこの作品の良さを伝えきれない！もう一回伝えたい！ という思いがあり。 こういうコーナーを作ってみた、というだけのものです。 自分の作品作りに疲れた…

人類滅亡後の世界で、獣人・竜人・鳥人・魚人・妖精や吸血鬼など様々な種族が入り乱れて社会を形成し、平穏と覇権を懸けて戦う。 聖性の威力を失い形骸化した教会も魔族たちに乗っ取られ…

2100年、現代の『科学』の代わりに『魔法』という技術が発達した世界を舞台に剣士ガイナ・クォーノスの世界を知る旅が始まる。 ー彼は知るだろう。この世界は神の箱庭なのだと。そして…

カクヨムWeb小説短編賞2020 特別賞受賞作 https://kakuyomu.jp/contests/kakuyomu_web_short_2020 柚笠輝斗（ゆかさてると…

夏休み。彼女に花火大会に誘われた俺は、一緒に会場に向かっていた。 ◆ 【ナニカコ企画参加作品】野林緑里さまのナニカコ企画「タイトル、あらすじ、冒頭二百文字書いたので続き書いく…

僕、如月優太には好きな人がいる。 勇気を出して夏祭りに誘ったのだけれど、呆気なく断られてしまった。 意気消沈して一人うだうだ塞ぎ込んでいたら、突然彼女が訪ねてきた！ 断られた…

　友人が雪の思い出を語り始めた。去年の冬、彼は何度も雪女を見たという。 　以前にも聞いた話なのだが、実は……。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」でも…

幼い頃に大好きな兄を亡くした過去を持つ、ごく普通の女子高生、愛花《マナカ》。十七歳の夏、愛花は運命に触れる。──深く傷ついた、運命の恋に。

休日に雪が降った、恋人達の日常です。 -------------------------------------- twitter：https://twitter.com/a…

　誕生日でも、結婚記念日でもない。 　今日は私と彼が出会った、大切な想い出の日だから――。 　イメージイラストあります。 　https://kakuyomu.jp/users…

僕――橘田柾人(きったまさと)には、恋の終わりが見える。 他人の頭上に、恋人と別れるまでの日数が表示されているのだ。 僕は、恋なんてくだらないと思いながら、クラスメイトの七里梓…

佐倉碧は望月雫と高校受験のときに同じ塾で知り合い共に時間を過ごすうちに親しくなり、高校でも親友で居続けることを約束した。しかし実際は互いに忙しい生活の中で疎遠となってしまう。新た…

友達を見舞った帰り道、万年筆を眺めながら物思う夕べ。夏の終わり頃のあの独特の蒸し暑さと切なさを感じてください。

【通勤時間やお昼時間に、サラッと読めるさわやかな大人の恋愛短編です】 「――女のくせに」 仕事を頑張れば「バリキャリ女子」と揶揄され、出世をすれば「女性活躍推進枠だろ」と言わ…

惚れるわけない。 大雑把で、乱暴で、男前なアイツ。 悪戯キューピット！　 お前が誰彼構わず矢をいるから、きっと世界は平和にならないんだ。 　 そんな風に思っていたのに、目の前に…

大型チェーン自転車店の店長。 売上が低迷していることを上司に告げられ日々の働き方を悩み続けている。 上手く行かないことばかりの毎日に、不安とあせりは積み重なっていく。 そんな中、…

「この世界は煩すぎるわ。 大半の人々が居なくなってしまえばいいのに。」 　高校1年、夏。隣席に座る女子、工藤さんは唐突に人類滅亡を提案してきた。 　その意見を真っ向から否定する…

この瞬間、このピアノの音は、音だけは私のためだけに響く。

奇妙なお話多めで書いてます。 どれも三千字以内で終わるので、スキマ時間にどうぞ。 ↓お気に入り 3クビカリタケ 12自由自在な昔話

真夜中。 クラスメイトの彼女は、ただ、そこにいた。 僕は声を掛けることもできず、夏は、冬になった。

的井幸福係長はとても親切な人だった、そして新入社員の我妻彼方をとてもとても気にかけてくれた。

２０２５年、春。麗奈との交際はちょうど３年目。今日、僕は麗奈に告白する。 東京オリンピックの直前、僕は当時の恋人を殺した。