何でもない学校の、何でもない会話それがこの筆者の手に掛かったら、凄く面白いものに変身してしまう。言い回し一つとっても、こんなに素敵な言い方があるのかと思いました。それは、すべて筆者さんの実力なのでしょう。なかなかに素晴らしい力をお持ちですね。脱帽です。皆さんも是非一度読まれては如何でしょうか?言葉の魔法のようですね (笑)
最初は男女二人が小難しい話をする、ちょっと古い言い方をすればセカイ系かな、といった風でしたが、何のことはない!二人の学生がただイチャイチャお話しするだけ! でも、これでしか接種できない栄養があります!壁のシミすら真っ赤に染まる、すてきなアオハル感のある物語です。
たとえていうなら唐辛子パウダーに包まれたミルクチョコのようなお話。主人公とヒロインのやりとりが面白いオススメ作品です。
一見すると会話で構成される二人芝居なのだけど、作者様の演出や技術がそっと忍ばせてある文調が心地よい。何度でも読みたくなるし、シリーズ化してほしい。願わくば、もっと舞台を動かしてほしいと思った。
三話の構成が絶妙です。面倒なやり取りの中に見栄隠れする二人の可愛い気持ち。少しずつ近くなる距離。何度も読み返したくなる作品です。
「高嶺の花」を得に描いたような他人と距離を詰めるのが苦手な「心喪の令嬢」工藤さんと内向的な佐藤君が互いに「理想の世界」を描いていくお話。 と言えば何だか壮大ですが、不器用なツンデレどうしがもじもじしながら遠回しに告白しあっている、実に微笑ましいお話です。 二人とも素直でないので「好き」とか「付き合いたい」とか「バレンタインにチョコほしい」とか言えない訳ですね。 なんとも焦れじれな二人ですが、これからも末永く焦れじれしながら手も握れずにもじもじしていてください(酷
青い二人の読んでると、こっちが赤くなりそうな恋愛スパーリング。正直、もう少し続いて欲しいなと思ったので星一個減らしました。
哲学的な、ちょっと独特な考え方を持つヒロイン。主人公は、彼女の希望を叶える世界が、どんなものかをひとつひとつ、掘り下げていきます。最後に語られた、彼女の真意とは――。最後は一体どこに着地するのか、と興味を惹かれました。こういう独特な心の交流も、たまにはいいかもしれない。