同じような体験をしたのですが、言語化が上手くできない消化しきれないことでしたので、こうしてきちんと書かれてて凄いなと思いました。それもすっと読みやすいものの、押し付けがましくなく、何と言いますか、書かれた方の格好良さを感じました。同時に自分の肩の荷が少し軽くなった気がしました。コロナ禍のはじめ、カミュの「ペスト」が多くの人の胸を打ちました。きっとこのエッセイも(勿論今もですが)後世に残ることで誰かの救いになるように思います。
コロナ禍で会うことが難しくなった人との、かけがえのない時間、十五分。会えた喜びと、手放しで喜んで良いのかと自問する心。作者様の貴重な体験が綴られています。是非お読みください。
――この作品を読み終えた時、きっとそう思うに違いない。人間であることの重みが、この十五分に凝縮されていると、私は思う。是非お読み頂きたいと、私は声を大にしてお勧めしたい。
この作品を読むのに費やす時間は十五分とかからないだろう。それは意味のある十五分だ。最善と尊重との間で、人間とは何か? が語られる。この凄い作品を見過ごしてはいけない!
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