「赤い 暗い」を含む小説

紛らわしいですが、秋日影少女と連なっています。 （順番で行くと、『赤い涙はさようなら』から『秋日影少女』に続く感じです） 20歳のとき、太宰治賞で二次まで残りましたが、あの頃よ…

花果（かか）の国。 それは、エートル峡谷を越えた断崖群の向こうにある、絶対君主制の小さな国。 陸の要塞とも言える立地のためか、独自の文化を持ち、王権神授説に根付いた宗教の盛んな王…

肉体を溶かし、人を殺す、赤い〝雨〟に支配された大陸。〈剣の神子〉が命を削って浄化することで世界は成り立っている。 南部の小国アルマスの〈剣の神子〉ユジェは、夫で騎士隊長のディル、…

亡くなった画家の父の回顧展で会った青年と恋をする青年の話です。暗いBLです。

2075年から約10年間、20代のはじめの華やかな冒険と恋、結婚後の30代頃までの家族、仕事、挫折、溺愛、時々異世界の物語。 鮎田数樹、22歳、勇者。ウルデンゴーリン王国にて特…

みち花に初めてできた、男子の友達、雪村くん。 彼は綺麗な顔立ちの、やんちゃな男子で、いつも誰かと楽しそうに笑っている。 そんな人だから私とも仲良くなってくれたんだ。 そう思ってい…

何の変哲も無い普通の中学３年生である間宮凛（まみや りん）が異世界に転移してしまう！？　拾われた先は、風変わりな店主が営む骨董品店で……。彼女は元の世界に帰れるのだろうか？ ※…

短編集の名の通り、一つの作品とするには短いもの。雑談めいたもの。そういう雑多な文章を置いていきます。 ”暗い宇宙の硬いキス”、”繋がる赤い運命の輪”は、板野かもさん主催による…

現代社会に苦しい思いを抱いている者の間で、“楽園”が存在するという噂が広がっていた。 その噂を見聞きした大翔(はると)はインターネットで“楽園”の参加申請を申し込む。 快適な生活…

「なあソフィア、僕達の為に死んでくれないか？」 王城の地下にある暗いジメジメとした牢屋。 排水管さえマトモに管理されていないのだろう、 夜中にはネズミがキィキィ鳴いて恐ろしく…

　それは、暗い暗い夜だった……。 　私の目に映るそれは、闇の中に立ち、赤い瞳を光らせる。 　息を荒らげ、牙を尖らせ、獲物に向かって走り出す……。 辺りが血で染る……。 　…

歪んだ神、禍ツ神を殺すため、自身に宿る神に神格を与え、神の力を借りて戦う『神子』と呼ばれる者たち。神子の一人である少年、神崎衣織はある日の夜、真っ白な髪に血のように赤い瞳を持つ不…

これは「化け物」と呼ばれる少年の「選択」と赤い眼を持った少女の「運命」のお話。 生まれつき黒い髪で生まれて来た少年は、ただそれだけの理由で疎まれ、化け物と称され暗い鉄格子の中に…

「おお、生きてるぞ～」 顔を寄せた刑事が叫んだ。 その横で可不可が長い鼻を突き出していた。 ふたりの警察官に抱きかかえられて、棺桶からよろよろと立ち上がった。 掘り返された墓穴の…

人里離れた深い森の中。咲き乱れる赤いバラに囲まれた寄宿学校。だれかにとっては日常。だれかにとっては楽園。だれかにとっては監獄。そこでわたしは暮らしている。絵本のお姫様に憧れて、遠…

ここは足立区。 暗い線路沿いのシャッター街。そこには小さなラーメン屋がある。赤いのれんに白字で、“煮干しラーメンとだけ書かれていた。 　のれんのその扉の下には、まるで障子の代わ…

静子はどん底から這い上がって行きますが、思いも寄らない事件に巻き込まれ破滅・・・？？？

山間の田舎町で、将来に漠然とした不安を抱えていた高校三年の敦彦は、自宅の部屋の窓から公衆電話で援助交際をしている幼馴染のエツ（悦子）の姿を目撃する。 異性で唯一親交のあるエツに以…

平凡じゃないかもしれない主人公が遭遇した平凡じゃないかもしれない体験の記録。16歳の孤児が事件に立ち向かう——。 　　　　暗い過去から、明るい未来へ。