赤い文字で断罪される勇者は敬愛する妻とかぼちゃを食べる：暗い森で迷い惑って夢を諦めかけましたが、大切な家族と連れ添い幸せになります

2075年から約10年間、20代のはじめの華やかな冒険と恋、結婚後の30代頃までの家族、仕事、挫折、溺愛、時々異世界の物語。

鮎田数樹、22歳、勇者。ウルデンゴーリン王国にて特定猛獣を討伐中。

彼が勇者になるきっかけは、片思いしていた同級生の鈴木歩の災難に巻き込まれたことだ。彼女は初恋の恋人に騙され裏切られ、絶望していた。鮎田の才能を見いだした師匠である白い部屋の主は鮎田を鍛える。鮎田は仲間と協力して王国の危機を救う。

日本地方に戻った鮎田は愛しいひとを幸せにすることに成功する。大学生活を共に過ごした友人たちも卒業後に新たな家庭を築く。

家族を愛しみ守り、才能を活かしてやりがいのある仕事をして、報われる。平和で豊かな世界での順風満帆な人生が始まったと思っていた20代後半、想定外な現実…続きを読む